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2006/11/08

上水道の水源問題が新聞記事に載りました。

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 きのうの中日新聞知多版に”木曽川vs長良川河口堰”と題して、上水道の水源問題が載りました。先週取材を受けたものがそのまま記事になりました。

 なかなかいい記事だと思います。
私の主張は、ほぼ正確に表現されていますし、
県の主張も(私の知る限り)記事のとおりだと思います。
皆さんが考えるきっかけになってくれればと期待しています。

 ただし、県(浄水場)の主張するように「生物浄化作用」を拠り所にして「だから河口堰の水は遜色ない」というのは、かなり乱暴な話だと思います。
 県は、「確かに取水口ではアンモニア性窒素の濃度に差があるものの、水路管の中を浄水場まで運ばれてくるうちに管内の微生物によって消費されてしまうため、ほとんど水質に差がない」と言っています。これについては町議会の一般質問でも同じやり取りがありました。
 アンモニアがバクテリアなどにより代謝されれば、通常、亜硝酸や硝酸などの窒素酸化物が生成します。したがってアンモニア性窒素は減っても窒素分としてはそれほど減っていないはずです。(窒素ガスとして大気中に逃げるか、水路管内に付着して残るかしなければ、大幅な減少はありえません。)
 それから、アンモニア性窒素以外で「生物浄化作用」は確認されているのでしょうか? 河口堰の水質で木曽川と違いがあるのはアンモニア性窒素だけではありません。総リン分がどうなっているか、総窒素分がどうなっているのか、トータルで考えるべきです。

 また、県が水源変更をしようとした場合(実際の問題は変更しようとしないところにあると思うのですが・・・)本当に水利権が障害になるのでしょうか?
 愛知用水の水利権は、牧尾ダムや(後に建設した)味噌川ダム、阿木川ダムにあります。しかし、木曽川を流れ下って、結果として兼山取水口で取り入れている水には、阿寺川の水も落合川の水も付知川の水も含まれているのです。水には色はついていないのです。工業用水の水に長良川の水が混ざっていたとしても、何ら問題はないと思いますがいかがでしょうか?
 水源を交換しても、水量の帳尻が合っていれば(差し引きゼロならば)、水利権をことさら問題にするのはむしろ不自然です。意地でも長良川の水を飲んでもらわねばならない訳でもあるのかと勘ぐってしまいます。

 飲料水については、近年、家庭用の浄水器(決して安価ではない)やミネラルウォーターの売り上げが伸びていることからしても、市民の一大関心事だと思います。
 そんな中で、目の前に来ている(木曽川の水も河口堰の水も浄水場の敷地内に来ているのです)より良好な水源を選ぶこともできないのは、全くの不条理だと思います。
 コストもかからず(ダムを一つ作れば何百億から何千億円のお金が要ります)、パイプの中を流れる水を切り替えるだけで、豊かな気持ちになれるのであれば実行すべきです。
 私も、学生時代やサラリーマン時代、愛知県に帰省するたびに「なんてお水がおいしいんだろう」と感動したものです。木曽川の水は愛知の誇れるもののひとつです。

 できない理由を並べ立てるのではなく、当事者(水利権者・事業者)同士が話し合った上で水源を切り替えれば、誰も損を被るわけではないし、みんなが満足すると思うのですが・・・。
行政サービスに携わる側からそういう発想が出てこないのが不思議です。

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