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2007/08/17

市議会初の議会基本条例を制定した伊賀市へ

町議会の議会運営委員会の視察で伊賀市へ。

伊賀市では、上野市など6市町村の合併を機に、平成16年に自治基本条例を制定。

平成18年に当時の市議会議長が議会基本条例の制定を公約に掲げ就任。
議会のあり方検討委員会を設置。
市民と議会の意見交換会(56会場、83団体、約500名の市民が参加)を開催した後に素案を作成。
市内6ヶ所で住民説明会を開催、条例案をパブリックコメントにかけて修正し、平成19年2月に伊賀市議会基本条例を可決した。

たたき台の出所は、北海道栗山町の議会基本条例と同じく北海道自治体学会で発表されたもの。

栗山町の議会基本条例と異なる点は、
①自治基本条例が先行していて、そこに、議会の役割と権限、議会の責任、情報共有と市民参加などの記述が既にあること
②総合計画やマスタープランなどの議決事項の範囲についても伊賀市は既に独自の条例を持っていること
③不透明な口利きの防止条項があること
④自治基本条例の記述を受け、議会運営委員会、全員協議会を含むすべての会議を原則公開としていること
⑤市長提案の政策の発生源、提案に至るまでの経緯、総合計画との整合性、財源措置などの明確化は重要な政策に限り議会が求めるものとしていること
⑥議員定数の改正については市長提案を認めていること
⑦議員定数の改正に当たって、公聴会などによる市民意見の聴取を規定していないこと
⑧議員定数の改正に当たって類似市の議員定数との比較検討を基準に挙げていること

そのほかに、
⑨重要な課題に対する議論を深め、議会の合意形成を得るための政策討論会の公開についてはボカしてある点
⑩栗山町議会が議長は首長と対峙する存在としてリーダーシップを発揮するには最低一期4年の任期が必要と考えているのに対して、伊賀市では市議会の申し合わせで議長を1年交代としている点
などが気になった。

市民による議会モニター制度を条例に盛り込みたかったが、議会内の合意が得られず見送ったとのことだった。

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