文教厚生委員会
きょうは議会の文教厚生委員会。
傍聴者が一人。先週あった経済建設委員会でも4人の傍聴者があったそうだ。そのせいかいつもよりも活発な審議が行われたようだ。委員会が公開されるようになって、傍聴者が増えてきたのは良いことだと思う。すぐ後ろで聞かれていると思うと、いい加減な審議はできない。行政幹部と議員の「いつものメンバー」とは違って緊張する。
補正予算の審議。教育関係で寄付金をもらったので、図書館のインターネット閲覧用のパソコンを購入するらしい。2台で59万円也。別段、突っ込むつもりはなかったが、購入の必要性を問うと、今使っているパソコンは、古くなったので立ち上げに時間がかかるとの答弁。ちょっと変だなと思ったのは、どうして図書館のインターネット閲覧用のパソコンを使用のたびに切る必要があるのか。また、インターネットに接続するだけのデスクトップパソコンがどうして1台30万円もするのか。いろいろ聞いても、納得のいく答弁が得られない。そのうち、様子を見かねた議員が休憩の提案をしてくれた。ほかの議員たちも同じ疑問を持っていたようだ。
休憩中に行政側も対応を考えなおして、パソコン購入の是非、機種の選定、図書館におけるインターネット閲覧方法の改善(いちいち利用者の名前を記入して、スイッチを落としていたらしい。)を再検討することとなり、一件落着。
しかし、住民から寄付金をいただくと、どうしても用途のチェックが甘くなりがち。たとえば「教育に役立てて欲しいとの意向があった」と聞けば寄付者の意思をないがしろにしかねない質問には気が引けるものだ。だから、寄付をいただいたら、行政はあわてて何かを購入せずに、一呼吸置いてから本当に必要なものは何かを考える余裕がほしいと思う。たとえば、用途別の寄付金積立基金などを作っておくのも手だと思う。
文教厚生委員会が開かれていた隣の部屋では「バス運行委員会」が開かれていました。地域公共交通会議が開かれる前に、各地区の区長さんやバス利用者代表から意見を集めるためだそうですが、学識経験者として会議のメンバーになっている名古屋大学の加藤博和准教授には案内を差し上げていなかったようです。せっかくメンバーに入っていただいたのですから、最初の段階から加藤先生にも参加いただいて、皆さんと意見交換していただくべきだと思います。
東浦町役場のやり方として、内部で意思決定してコンクリートで固めてから、反対意見を言わないメンバーをそろえて反対意見の出ない雰囲気の中で、「皆さんからも意見をお聞きした上で」「滞りなく」最終決定する傾向が強いです。折に触れて文句を言うのですがなかなか改まりません。結果、柔軟な議論ができない状態に陥っています。
行政としても、後になるほど改善の意思が薄れますので、初期の段階から外部の様々な意見を取り入れておくほうが得策だと思うのですが・・・。
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