滋賀県高島市と京都市立御池中学校を訪ねる
無党派議員の勉強会で、滋賀県高島市と京都市立御池中学校を見学させていただいた。年に1回、勉強会のメンバーが持ち回りで、候補地を探して視察の企画をするのだが、なかなかどうしてためになる。特に、独自の考えに基づいて試行錯誤も経ながら自律のまちづくりをされている首長さんにお会いできるのがとても楽しい。
滋賀県高島市
高島市の海東英和市長は旧新旭町の町長から合併後の市長になった。もともと役場の職員、町議を経て、若くしてトップに。
「まちづくりに人生をかけてます。」べつに、ほらを吹くわけでもない、失敗は失敗と認める率直さと淀みのない語り口の中に、場当たり的ではない方法論を持った人であることを感じる。
高島市では、木質バイオマスの利用や空調に地温・水温を利用、食用廃油によるバイオディーゼル燃料づくり、石鹸づくりなどに積極的に取り組み、環境重視の政策をとっている。もちろん、市長は浮ついた「地球にやさしい」論者ではなく、物質循環・エネルギー循環を十分理解した上で、効果を検証し、市民に理解を求める姿勢が見てとれた。
市民主体の事業仕分け
木質バイオマスエネルギー熱利用施設
静里なのはな園 地中熱利用循環換気システム
バイオディーゼル(BDF)の製造施設
市民共同発電所
中央分水嶺高島トレイル
「環の里」地域づくり
オープンマイク
高島市の海東市長 廃食用油からバイオディーゼル燃料をつくる施設
なのはな園は、同じ建物に幼稚園、保育園、子育て支援センターが入る施設。
階段脇のウッディーな滑り台 床下の地中熱吹出口
木質バイオマスを使った熱供給施設 供給先から熱料金をとっている
京都市立御池中学校
御池通に面したイタリアンレストランやモダンなカフェの入ったビルが、PFIで建てられた御池中学校の建物。
建物脇の校門から入っていくとグラウンドもあるし学校だとわかる。
京都の学校には茶室があるところが多いのだそうだ。中の茶道具は地元の町衆からの寄付。学校と地域の結びつきには伝統がある。生徒の地域行事への自主的参加も盛んな土地柄だ。生徒が地域の生涯学習でパソコン教室の講師を務めることもあるのだそうだ。
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