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2008/06/20

う・ら・らの運行計画はどうなるか?・・・東浦町地域公共交通会議を傍聴

第2回東浦町地域公共交通会議を傍聴しました。

地域公共交通会議とは、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律及び道路運送法施行規則第9条の2に基づき、地域の実情に応じたバス等地域公共交通について協議するために設置されたもので、要は、東浦町と運送事業者(バス会社)、地域住民、関係行政機関などの代表者が参加し、知多バス路線が廃止になる10月からの町運行バス「う・ら・ら」の新路線、ダイヤ、利用料金などについて話し合う会議です。学識経験者・アドバイザーとして名古屋大学の加藤博和准教授に加わっていただいています。以下、私なりに傍聴した中で主なポイントをまとめてみました。

●20年度の「地域公共交通活性化・再生総合事業費補助金」として、補助対象となる必要経費(バス運行事業費)約1830万円に対して、約460万円が国から交付されることが決定しました。県内で補助採択されたのは豊橋市、新城市、田原市、東浦町の4つです。

●知多バスが、知多半田~刈谷間の路線廃止を表明していたのですが、知多半田~東浦駅間の運行を残すようです。これは半田市有脇地区と東浦駅間の需要が若干見込めるほかに、複数市町をまたぐ広域補助路線を維持し赤字補填を受ける算段です。もし、知多半田~東浦駅間が存続するなら、南藤江~東浦駅間を100円にしてもらい、町内バス路線を100円均一にしてはどうかとの意見がありました。

●要望の出ていた石浜午池地区への路線延長は、計画中の運行形態では無理との結論になりました。

●10月からの新路線新時刻表の案が出され基本的に了承されました。あとは必要に応じて若干の手直しをして運輸支局に申請することになります。やや複雑で不規則なダイヤですが、緒川駅東口での乗り継ぎを含めて、運転手の休憩時間や学校の下校時刻など制約の多い中、ほぼ1時間に1便程度を確保した労作だと思います。運行時には、利用者にわかりやすい時刻表を工夫してほしいとの意見がありました。Bus20080620a Bus20080620b

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



●バスの乗り継ぎ券の運用の仕方が十分議論されていないように感じました。緒川駅東口のみなのか全区間での乗り継ぎを想定しているのか不明確です。乗り継ぎ券は運用の仕方次第では、途中下車や逆方向もOKの「一日券」にもなり得ます。この辺りの運用ルールを話し合っておく必要があると思います。

※第1回地域公共交通会議の議事録は、東浦町のHPhttp://www.town.higashiura.aichi.jp/02bousai/kotsukaigi.htmにアップされています。

明日は、自然環境学習の森ワークショップが開かれます。最近、東浦では外部の知恵や市民の参加を積極的に取り入れる姿勢が見られるようになってきたのを感じます。

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