自然環境学習の森ワークショップ(第2回目)に参加して
出席者12人が2つのグループに分かれてディスカッションをしました。自分はAグループ。各自が積極的に意見を出しました。それを若手女性メンバーがまとめて、最後に発表。
各自の意見の違いはそんなに大きくなかったと思いますが、欲しいものを挙げただけで、それ以上の突っ込んだ議論がなかったのが残念です。
やれそうなこと、やってみたいことを挙げるとなると、ともすると自然の再生というよりはレジャー的なアイディアや施設整備のアイディアが出がちです。結果として、狭いエリアに、不自然・不必要が増えることになります。
最初に議論の進め方のルールを決めておくべきではなかったかと思います。たとえば、第一部はブレーンストーミングで、気のつくことはどんどん出してみる。アイディアを出す過程では批判や否定はしない。出尽くした意見をまとめて模造紙に書く。その後で第二部として、本当に必要か、どんなコンセプトでどんな運営をするかソフト面も含めて議論する。
あるいは、最初にきちんとコンセプトを議論したうえで、そのコンセプトに沿ったプランをつくるなど・・・、議論しながら合意を造っていくプロセスが大切です。
そのためには、当然意見対立があってよいと思います。肝心なのは、意見の違いを排除したり、対立したまま行政に結論を預けるのではなく、少々時間がかかっても自分たちで責任を持って合意形成し、結論を導き出すことだと思います。難しいけれどもそれが最も大切なことです。そういう意味では、議論する時間が足りませんでした。
参加者が言いたいことを言うだけ言って、あとは行政任せでは、従来の「要求型・お願い型の民主主義」からの脱却はできないと私は思います。
行政は、一旦、今日出た意見を集約しアドバイザーと検討を重ね12月くらいまでに計画案をつくりたいとしています。ただし、それで決定ではなく、改めてワークショップのメンバーを集めて議論をしたいとの姿勢です。さらに自然環境学習の森の整備後の管理・運営についての議論も必要です。
東浦町にとって、公募による市民参加のワークショップはこれが初めてです。今後、これらの経験を糧に内容を充実していけることを期待します。
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