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2008/08/02

モリコロパーク 県民公園づくり空間 ワークショップ(築こう編) 第1回目

昨年度、県民参加のワークショップで以下のような公園のコンセプトを考えました。

  理念: 県民の自主的な活動の場、交流の場とする
  (自分たちの手でつくっていくプロセスを体験できる場、
  農の営みや先人の知恵を実体験し、自然の循環を学び伝えるところ)

  活動の方向性:
   ・県が場の基盤を整備し、空間自体は県民が作っていく
   ・「学び」を主体としながら「遊び」の要素を加える
   ・集客力にはこだわらず、参加者が活動を楽しむことで輪を広げていく
   ・近隣の施設や学術機関と連携できれば、さらに活動の可能性が広がる

  しかし、「農の営み」「先人の知恵」「自然の循環」の捉え方が曖昧。
  何をどのように展開するか具体化が必要でした。

県は、今年度は、実際に何をつくり、どんな活動をするのか、実施計画を立てる年と位置付けていますが、煮え詰まっていない段階で見切り発車はしないつもりだそうです。
第1回目の今日は、実施計画を立てるために、物事の決め方のプロセス(ワークショップの進め方)を決めることになりました。
工程管理をどうしようということで、月に1回程度集まろうとか、施設計画(ハード)と運営管理(ソフト)は別々に具体化するのか、勉強会・見学会や情報収集はいつやるのかといったことが話題になりましたが、まだ先が見えないこともあって、意思統一は難しそうでした。
勉強会・事例見学会については、情報提供さえあれば各自ネット等でとりあえず調べられると思います。事務局側が発信するだけでなく、参考になる場所や人物があれば、参加者のほうからも情報を入れて欲しいとのこと。そういう意味ではメーリングリストなどがあるとはかどりそうです。

前回、「農の営み」とか「農体験」という言葉に流されて、具体的なイメージがわかないままに「何となく農業体験施設的」なものを想定して、田畑や体験施設をレイアウトしてしまいました。しかし、農業生産を念頭に置いたような場所では、いいとこどりの農体験などできっこないし、疑似体験のできるような農業公園をわざわざつくることが果たして理念に合致しているのか疑問です。子どもたちに田植えや収穫を体験させる程度のことはすでに各地域で行われています。
そんな疑問を参加者みんなが抱いていたようで、「農」のイメージを明確にすることが課題になってきました。

おもしろかったのは、事務局(県・飯沼コンサルタント)が作ってきた「認識の共有化」のためのチェックシートです。さっそくその場で、挙手にて意向を調べたところ、以下のような結果が得られました。
これは、参加者がお互いのポジションを確認するのに大変役立ったと思います。

 ●自分たちの手でつくっていくプロセスを体験できる場
工事段階でのプロセス参加のイメージは? Yes No
①できる限りゼロからの手づくり 2 4
②基盤施設整備は工事業者、手作りできるところは県民で 16 0
③工事は業者が行う 1 4
オープン後の県民参加のイメージは? Yes No
①活動団体を立ち上げ、主にメンバー自身のための活動をする 1 3
②活動団体を立ち上げ、広く県民が参加できる活動を仕掛ける 15 0
③活動団体を立ち上げ、県や協会の企画に協力する 3 1
④県や協会が事務局となって、活動団体を運営する 1 6
 ●農の営みや先人の知恵を実体験し、自然の循環を学び伝えるところ
「農」の位置付けは? Yes No
①水田、畑は空間全体のカナメとして優先的に扱う 0 9
②水田、畑は空間の一要素として他の機能と並列に扱う 13 0
③基本は公園であり、可能な範囲で農地が取り入れられていれば良い 8 0
→場合によっては畑がなくても良い 2 1
→場合によっては水田がなくても良い 0 1
「農」を通して何を伝えるのか? Yes No
①無農薬や有機農法など 0 5
②初心者でも楽しめる農業体験 2 1
③自然の循環や水供給など、先人の知恵を伝える 10 0
④地元の田園風景を再現する 0 0
「学び」と「遊び」のバランスを考える Yes No
①遊びは、農体験や里山体験など能動的な参加による体験に限るべき 3 3
②昔の遊びなど伝統に基づく遊びが体験できる 5 0
③子どもや親子連れが楽しめるアスレチックや大型遊具を置く 8 6
④自然エネルギーや循環の仕組みが体験できるサイエンス遊具を置く 9 1
「先人の知恵」の導入方法 Yes No
①活動参加者が、より深く実体験できれば良い 3 0
②できる限り人が常駐して、公園利用者に実演する 7 0
③平日は解説板等の紹介で、休日は人による実演で紹介 8 0
④解説板等で紹介してあれば良い 0 6
「自然の循環」の基準 Yes No
①電気、水道等は引き込まず、敷地内で得られるもののみを利用する 5 4
②照明、空調、水道など、最低限の供給は許容する 14 0
③風景づくりのためなら、せせらぎ用のポンプを導入しても良い 8 1
④エネルギー循環の展示用であれば、循環ポンプを使用しても良い 7 1

次回は9月6日(土)午後に、第2回を開くことになりました。ワークショップは結果だけでなくプロセスも含め公開の原則にのっとりオープンにしていくこと、新たな参加希望者(ただし、これまでの経緯を理解したうえで継続的に参加できる人)の参入もオープンにしていくことを確認しました。

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