屈斜路湖から、糠平をとおって”北海道の屋根”を越えて旭岳温泉へ
早朝に湖畔を散歩しました。地熱のせいか湖の水がぬるく感じます。
せっかく屈斜路湖に来たのだから、湖水浴しない手はありません。スコップを持って湖岸へ。かなり掘って湖水を引き込まないと熱くて入れません。
ここは、湖の出口。これが釧路川となって釧路湿原を潤します。釧路湿原のなかをハイキングあるいはカヌーイング?したかったのですが、日数の関係で今回は断念です。
美幌峠から見た屈斜路湖の全景です。ピストンコースの寄り道になりますが、ぜひ行ったみたいということで寄りました。
阿寒湖を通って糠平へ向かいます。途中、2日前に天気が悪くて見られなかったオンネトーに再挑戦です。今度こそは絵葉書のような素晴らしい景色でした。
糠平ダムを経て、今回の旅で行こうと決めていたタウシュベツ橋へ。
この橋は旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋梁群のひとつで北海道遺産に選定されています。1939年に士幌線が十勝三股駅まで開通した時に音更川の支流のタウシュベツ川に架けられた橋で、すでに1987年に士幌線が廃止される以前、1955年に糠平ダム建設とともに路線が付け替えとなり、放棄されたものです。ダムの満水時には水没し、渇水期には姿を現す幻の橋です。構造はコンクリートの外枠と内側の詰め石からできており、水位の変化や結氷にさらされ、いずれ崩壊する運命にあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%99%E3%83%84%E6%A9%8B%E6%A2%81
http://www3.ocn.ne.jp/~arch/
http://www.kamishihoro.jp/kankou/arch.html
クマが出たらどうしようなんて思っていたら、さすが近頃話題のスポットだけあって、砂利道は整備されているし案内看板や駐車できるスペースもあります。見物客もいっぱいいたので熊を恐れることなく記念写真を撮ることができました。
糠平から上流にはほとんど人が住んでいません。音更川に沿って国道273号線を上り詰めると北海道最高所(1139m)の三国峠で大雪山系を越えて上川方面に抜けます。
今晩の宿は、美瑛か旭岳温泉でとりたいと思っていました。ダメもとで旭岳温泉勇駒荘に電話したら一部屋だけ空いているとのこと。
北海道は温泉は多いけど、温泉宿にはあまり巡り会えなかったので、北海道最後の晩は秘湯を守る会のスタンプを押してもらえる温泉宿に投宿を決めました。
勇駒荘は秘湯の宿にしてはエレベータはあるしゲームコーナーもあって、想像していたよりもはるかに「行き届いて」いました。それもそのはず1997年に源泉のある浴場部分を残して建て替えたのだそうです。特に良かったのは温泉と料理です。
温泉には5つの源泉があり、硫酸塩泉・正苦味泉「マグネシウム」、石こう泉「カルシウム」、炭酸水素塩泉「アルカリ金属」、緑ばん泉「鉄」などさまざまな泉質を楽しむことができます。温度はどれも低めなので加水することなくゆっくり浸かっていることができます。源泉の上に浴室をしつらえたらしく、流入口がないのに浴槽からお湯が溢れているところがあります。たぶん浴槽の中で湧いているのでしょう。
山の中(上?)の宿とは信じられないほど、料理は本当に凝っていました。メロンをくりぬいたビシソワーズ、卵白を使ったあわゆき状の醤油をつけて食べる刺身、生で食べる甘いトウモロコシなどの野菜、何とも言えないコクのある豆腐鍋、大分風の冷やし汁かけごはん、などなど。デザートに出てきた豆を挽かずにつくる白いコーヒープリンにも意表を突かれました。
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