のぞいてきました「こども科学教室」
http://www.town.higashiura.aichi.jp/04kikaku/koho_080701/documents/14.pdf
小学生160人ほどの参加で大盛況だったようです。実演、指導するのは町内小中学校の理科の先生です。全部で10のコーナーがあって、子どもたちは、限られた時間の中、自分の行きたいところを回ります。
オブラートのカプセルに鉄球を入れるとまるで磁石に引かれたように不思議な動きをする起き上がりこぼしが出来上がります。(画像クリックで動画を見られます。)
粘土のように細工して熱湯に入れると固まって消しゴムになります。
子どものころ、これで、どこまで切っても顔が出る”金太郎アメ”消しゴムをつくったことを思い出しました。
紙皿を使って”練習用”の皿回しをつくります。
モビールをつくります。
空気砲でロウソクを消す実演です。
ロウにクレヨンを溶かして好きな色のキャンドルをつくります。
水草の葉や、塩やミョウバンの結晶を観察します。
水溶液に電気を流すと発熱するのを応用して、ふかしパンをつくります。出来上がったら試食します。
偏光フィルターと回折現象を使った万華鏡。これは、原理的にはちょっと高度です。
子どもに「どうして虹色が見えるの?」と聞かれると答えに詰まるところですが、先生曰く「誰も聞いて来ませんよ。」とのこと。
どうして「エコ」なのかは不明です。
個人的には、これが一番理科の実験らしくて、現象的にもわかりやすいし、原理的にも比較的簡単で、一押しです。
アルギン酸ナトリウム(コンブの粘り成分)と塩化カルシウム(豆腐のにがり成分)の水溶液を接触させると界面でゼリー状の膜ができます。これは、複数のカルボキシル基(-COOH)をもつ直鎖のポリマーであるアルギン酸を、二価のカルシウムイオンが架橋して、網目構造の高分子ゲルを生成するためです。
実験では、塩化カルシウム水溶液の入ったビーカーに、とろとろのアルギン酸ナトリウム水溶液をスポイトで滴下していくと、イクラ状の膜に覆われた水玉ができます。アルギン酸ナトリウム水溶液に蜂蜜などを混ぜておけば、「甘いイクラ」をつくることもできます。3番目の写真はイクラができたのがよくわかるようにアルギン酸ナトリウム水溶液に緑の色素を混ぜたものです。
全体的にプチ工作的なものが多く感じられました。科学の原理を応用して、面白くて解りやすい現象を体験できるようなコーナーがたくさんできることを期待します。
第2弾として、9月20日に知多市のJFEスチール(もとの日本鋼管)の工場見学を予定しています。世界一の鋼管(パイプ)工場でどんなことが行われているのか、とても興味がわきます。
http://www.town.higashiura.aichi.jp/04kikaku/koho_080801/documents/16.pdf
私は、以前、議会で、「近くでせっかく世界有数の科学技術・製造技術を見学できる環境にあるのだから、好奇心や探究心を育むチャンスを活用すべき」と、工場見学などの企画を提言したことがありますが、はたして因果関係はいかに???
http://www.town.higashiura.aichi.jp/04kikaku/koho_080801/documents/22.pdf
| 固定リンク
コメント