銀行振り込みの手続き・・・本当に顧客のための振り込め詐欺対策になっているか
銀行の窓口での振込み手続きに、ものすごく時間と手間がかかる。
いちいち途中で呼び出されて、住所や生年月日を書かされたり、身分証明の提示を求められたりする。それでも、振り込め詐欺は減らないのだから、銀行は的外れな行動をとっていると考えたほうが良いのではと思う。
先日、自分の口座から税金を納付するのにも、しつこく確認を求められたことがあった。本人口座から本人名が印刷された納付書を使って納税するのだから、本人以外が不正に使うことなど考えられないと思うのだが・・・。
効果も確かでないのに、単に対策をとっているというパフォーマンスで、あるいは、やらないよりやったほうがより安心?できる程度のことで、膨大な社会的コストをかけていないか、よく考えてみるべきだと思う。
話しはやや飛躍するが、フェンスや信号機などの「安全対策」も無批判で歓迎されがちだ。本当に設置する効果があったのか、個々の事例について安全対策の必要性を検証できる状態になっていないと、この手の「安全対策v.s.社会的コスト」の最適点は見つからないと思う。
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