近所の公園の回転遊具が撤去される運命に
近所の公園のメリーゴーラウンド(正確には、回転木馬というより、垂直軸の周りを回転する地球儀型の乗り物)が撤去される運命にあると聞いた。この公園で子どもたちに一番人気の遊具だ。
地元の区と行政は、危険だから、公園入口の移設工事にあわせて撤去するという。でも、揺れるわけでもなく角張っているわけでもなく、垂直軸の周りに単純回転する球状体がそんなに危険なのだろうか。昔は、やじろべいのように宙吊りになっていて偏心しながら回る荒っぽいヤツもあったが、これはずっとシンプルで軽量だ。
かつては箱型ブランコが問題になったこともある。箱型ブランコは、下敷きになる危険があって確かに危ない。しかし、このメリーゴーランドのように、回転系が危ないというだけで、片っ端から子どもから遊びを取り上げてよいものだろうか?
たしかに、より安全に管理したい、必要以上の責任は回避したいという気持ちはわからないわけではないが、大人の都合で、子どもたちから遊びを取り上げていないだろうか?
少なくとも、地域で(出来れば子どもたちも交えて)話し合ってからでも遅くはないのではないか?
行政が事故を怖がる背景には、地域住民の依存体質もあるのではないだろうか。保護者として大人として、十分な危険予知と注意をすることなく、すべての責任を行政に押し付けていないだろうか。それも含めて、よく話し合ってみるべきだ。
やや極論すれば、命や生活に別状のない少々の怪我はOK。私は、子どもたちが適度な危険に遭遇しつつ、自己判断能力を身につけていく社会のほうが健全だと思う。
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コメント
子どもの遊び場は、「けがと弁当は自分もち」のそうりプレーパークのようなあり方が理想だと思います。
地域での話し合い、それも子ども達を交えてというアイデアがとてもいいですね。
なんでも責任を行政に押しつけてしまうあたり、私も耳が痛いです。
投稿: 絵本の虫 | 2008/12/24 00:33
勇気を持って声を出す→取り合ってもらえない→あきらめムード
ではなくて、
地域で話し合って(利害関係が絡むこともあるでしょう。)、当事者が直接参加して折り合いをつけて、解決策を見出す。そんな好循環が生まれるとよいのですけど。
それは理想論だとよく言われますが、理想だと思うなら実現に向けて努力すべきだと思います。
投稿: 神谷 | 2008/12/27 20:17
こんにちわ その回転式の撤去はいつでしょうか
自宅に欲しいです
できれば メールが欲しいのですが
鳥取県なのでできれば近くなら取りにいきたいです
自称発明家 太陽熱発電に使用したい
メアドに連絡していただければありがたいです
早急な返事を待ってます
投稿: 鳥越隆二 | 2009/02/02 04:07
鳥越様
コメントありがとうございました。
メールアドレスがわかりませんので、この場でご返事します。
実は、撤去を惜しむ声も出ています。
まだ撤去するかどうか、撤去するとすればいつになるか、決まっていません。
以上、まだはっきりとしたお答えができない状況です。
投稿: 神谷 | 2009/02/04 01:17