郷土資料館(うのはな館)の新春展示
1月7日から東浦町郷土資料館(うのはな館)で桑山賀行彫刻展が始まりました。
館内に入ると、楠の香りが漂ってきます。クスの木に含まれる樟脳(カンフルとも言います。古くから香料、防虫剤、医薬品などに使われています。)の香りです。ここにあるすべての彫刻作品がクスの木で作られています。
入口を入って最初に目に入るのが「天上の楽園」という作品。名鉄の線路工事で切り倒された樹齢50年ほどの木の根元を使って作られているのだそうです。
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楠といえば、トトロに出てくるあの大きな木ということはわかっていましたが、まさか樟脳やカンフルまでとは存じませんでした。またひとつ勉強させていただきました!
樟脳は防虫剤となって有毒でも、カンフルだと医薬品(私の愛用するメンソレータムにも確か入っていたような・・・)になるのですから、木のもつ力は不思議ですね。
「天上の楽園」ぜひ拝見してみたいです。
投稿: 絵本の虫 | 2009/01/09 23:34
返事が遅くて申し訳ありませんでした。
植物から抽出される生理活性物質(毒と薬は表裏一体です。ケシから採れるモルヒネもそうですよね。)本当に多種多様で、抗がん剤や抗エイズ薬としても期待されています。世界の大手製薬会社が熱帯雨林で原住民の伝承を頼りに植物を採取している話は有名です。
http://www.nationalgeographic.co.jp/environment/habitats/rainforest-profile.html
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/chiri/archive/resume003.html
医薬品以外でも、染料や香料など植物由来の化学物質はたくさん知られていますよね。藍(インジゴ)とか茜(アリザリン)とか・・・。これらの天然物を安価で安定的に得ようと、人工的に大量合成する試みの中で有機化学が発展したのだと思います。
なんか、芸術の話しだったはずなのに、薬臭い話になってしまいました。
投稿: 神谷 | 2009/01/19 00:55
私は化学に大変弱いので、とても勉強になります。主にアロマセラピーやホメオパシーから自分は植物の恩恵に与っていると思っていましたが、身近なところで知らぬうちにもっとお世話になっていたのですね。熱帯雨林の底知れぬ力をいただいて、人間が生命力を回復するということなのでしょうけれど、広く医薬品の開発に活かされていることは知りませんでした。
National Geographicの公式サイトも、初めて拝見しました。子どもの頃、父が定期購読をしていたので、写真だけは眺めて知っていましたが、再会のきっかけを与えていただいて、感謝しております。
投稿: 絵本の虫 | 2009/01/19 22:28
National Geographic
私も昔とっていたことがあります。
もったいないことに、ほとんど読んでいませんでした。写真は一通り眺めてましたけど。
表紙の写真なんか、結構引き込まれますよね。
投稿: 神谷 | 2009/01/20 22:17