「自然環境学習の森」予定地を下見
きょうは午後から、「第4回 (仮称)自然環境学習の森整備計画策定委員会」が開かれます。そのまえに、ワークショップでお世話になっている大内さんと現地の下見に行きました。
テントウムシを見つけました。木切れを上に向けると、向けたほうに方向転換して上っていきます。天に上るから「天道虫」なんでしょうか。
田んぼの中にはタニシがいっぱいいます。
谷の奥から水が流れてきます。土手にはオオイヌノフグリやツクシが。
以前来たときは、竹林が鬱蒼としていたため池の周辺です。今では、すっかり開けて竹のチップが敷いてありました。
しかし、ため池のタツがあったところにはコンクリートのマスが造られているし、直線的な水路が新設されていました。もともと安定した水みち(一部伏流水になっていたかもしれません。)があったわけですから、これはやりすぎだと思います。かえって土砂の流出を招くかもしれません。重機を使って水路を掘るのは簡単ですが、もともとの地形を尊重すべきです。
せっかく伐採した竹が再び侵入しないように、地中にプラスチックのシートが埋め込んであります。
ここは、里山型の広葉樹林を再生する地区です。残った木も、竹林に覆われていたため下枝に日が当たらず、ひょろひょろのポプラのような樹形です。子どもたちはそこにあるもので思い思いに遊んでいます。
このあと、「第4回 (仮称)自然環境学習の森整備計画策定委員会」が開かれました。パブリックコメントで3人の市民から寄せられた意見に対する行政の回答案について意見交換をしました。
また、(仮称)自然環境学習の森を保全し、育てていく組織の立ち上げについて、「保全・育成委員会」を設置し、関心をもって保全活動に参加する希望者を募ることで一致しました。
保全活動の例として
①タケノコ掘り・竹炭づくり・・・竹林整備、広葉樹林への自然形成
②野鳥観察・・・野鳥の生息、観察に適した環境の維持
③自然観察・・・昆虫、魚、植物などの生息、観察に適した環境の維持
④掻い掘り、外来種の駆除・・・水辺、ため池の保全
⑤稲作の体験・・・水田の保全、休耕地の活用
⑥木工、環境学習・・・自然環境に関する知識の普及
保全・育成委員会の役割として
①各分野の保全活動が里山環境の保全につながるかどうか確認し、指導、調整を行う。
②生き物の採取のルール作りを行う。
③リーダーの養成を行う。
④魅力ある活動と組織の企画・創設
⑤体験学習・自然環境学習の実施
※大内さんは、豊田市のほうで、カエルやトンボなど水辺の生き物たちの居場所を守る活動をされています。
http://kaerunobunkou.cocolog-nifty.com/
http://blog.livedoor.jp/kaeru30/archives/cat_50014076.html
http://toyota-shiminkatsudo.net/gnkt06/mypage/mypage_sheet.php?id=6620
« 水ぬるむ かめの中にも 春近し byブルーギル | トップページ | 厄松池と切池の水質は(2月分) »
「おすすめサイト」カテゴリの記事
- 現役世代によるコミュニティ運営の変革~第28回コミュニティ工学ワークショップ がおもしろそう!(2024.01.04)
- 今年一年(8月末まで)の「つれづれログ」の人気記事ランキング(2023.09.03)
- medias退任インタビュー、新聞記事など(2023.08.21)
- 台風7号が接近しています。(2023.08.14)
- 外国人も一緒に暮らせるまちづくり・・・東浦に住むフィリピン人のコミュニティ(2023.08.04)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- スーパーブルームーン(2023.08.31)
- 8月21日は、新町長の初登庁と就任式でした(2023.08.22)
- 暑い中にも秋の兆し(2023.08.20)
- medias退任インタビュー、新聞記事など(2023.08.21)
- 休日を一日のんびり過ごしました。(2023.08.19)
「ため池・水辺」カテゴリの記事
- 年末に里山の草刈り(2024.12.21)
- 豆搗川沿いの桜並木のごみ拾い(2024.12.17)
- 船に乗ってプチ川遊び体験(2024.12.10)
- 御嶽遠望(2024.12.09)
- 豆搗川沿いの桜並木の草刈り・・・C区間の冬支度完了(2024.11.21)
「季節・自然」カテゴリの記事
- 里山保全活動、アート鑑賞と人のご縁、そして、食べ歩き(2025.02.02)
- 昨秋の忘れもの(2025.01.26)
- 南知多から富士山が見えました。(2025.01.25)
- 2025年の夜明け(2025.01.01)
- 年末は家族で志賀高原(2024.12.31)
「小学校・子ども」カテゴリの記事
- 東中サポーター、写真展、あぐいの美塾、満月食堂・・・今日はいろいろ(2024.11.16)
- 里山で稲刈り(2024.10.14)
- 筍掘り と ピアノ四重奏(2024.04.13)
- 三丁公園で開催された生路・藤江地区の合同防災運動会に参加(2024.03.24)
- まちのカレー屋さん と だれでもハウス(2024.01.15)
ご苦労様です。コンクリートのマスが残念です。今後の進行状況を見守っていきたいと思います。
投稿: 絵本の虫 | 2009/03/02 23:43
(お金をかけずに)時間をかけて守っていけばいいものを国や県のお金を当てにしてやろうとするから、こういうことが起こります。土木工事に頼らないことが大切だと思います。インパクトはかけたエネルギー(お金)に比例します。
投稿: 神谷 | 2009/03/04 23:30