映画「チェンジリング」を観ました。
”Changeling”・・・まさに題名の通りのお話し。
クリント・イーストウッドの映画は重いだろうと覚悟して見に行きましたが、重いというより凄い話しでした。
1920年代から1930年代にかけてロサンゼルスで実際に起こった事件を題材にしています。どれだけ脚色されているかはわかりませんが、ストーリー展開は明快で、重い内容の割にはスッキリ感がありました。
主人公は、はじめは身の回りに起こる出来事におろおろ混乱する女性から、しだいに強い母親へと変貌し、最後はおなじみのアンジェリーナ・ジョリーになっていきます。今よりもずっと女性の立場が弱かった時代のことです。
警察権力による、腐敗と怠慢、市民への横暴、それに追従する人たちがはびこるなか、一方で民主主義もちゃんと機能しています。この手の社会問題にマスコミと弁護士、宗教家の活躍が欠かせないのもアメリカらしいところです。後半は、市議会による聴聞会と誘拐犯を裁く刑事裁判が同時進行します。
今夜までの上映でしたが、お薦めの一本です。
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コメント
これって実話に基づく映画ですよね? 小心者の私にとっては怖そうなお話ですが、DVD化を待って見てみたいと思います。
投稿: 絵本の虫 | 2009/03/28 21:22
私はもっぱら映画館派です。たまに暇を見つけては、夜8時過ぎのレイトショーに行ったりしています。
レンタルDVDは、返すのを忘れちゃうんですよね。
そういえばレンタルではありませんが、今借りっぱなしになっているDVDがありました。見たら感想を書こうと思っているのですけど・・・。
投稿: 神谷 | 2009/04/02 23:36