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2009/06/20

モリコロパーク 県民公園づくり空間 ワークショップ(築こう編) 打合せ会

お馴染み、モリコロパークのフィールドセンター(森の学舎)でワークショップ打合せ会がありました。出席者は公募県民、県の建設部公園緑地課職員、飯沼コンサルタント職員、計20人ほど。県の方もコンサルの方も皆さんかなり熱心です。

8回のワークショップ(築こう編)を経て、いよいよ現場のおよその図面ができ、名称を考え、運営組織を立ち上げ、活動の年間計画を練る段階になってきました。

前回から、我々のつくる県民公園の名前(場所の名前)と、ワークショップのメンバーから発展したかたちでつくる運営・管理のための意思決定機関の名前(会の名前)を決める作業をしてきました。しかし、宿題でたくさんの候補とその理由を出し合って投票をしたにもかかわらず、どうも「これだ」という決め手がありません。
今回さらにメンバーから追加提案を募って、再度投票をしました。

場所のネーミングに関しては、得票が割れて、「市民里山村」「さとコロぱーく」「ふれあいの里」「あすなろ開拓村」「二又谷ふる里村」「叡智の里」「里山市民村」などに5~4票が集まりました。Morikoromaning20090620a Morikoromaning20090620b

 

 

 

 

 

 

 

会のネーミングに関しては「里山開拓団」「サトコロ開拓団」「二又谷開拓団」「叡智の里運営委員会」「あすなろ開拓団」などが上位になりました。以上の傾向として”場所の名前”+”開拓団”のパターンになっているため、場所の名前は県民公園のかたちが出来上がってきてから再度考えることにして、会の名前は、とりあえず”(仮称の)場所の名前”+”開拓団”と命名することに決めました。
となると、場所の名前として、具体的な名前や(モリゾー・キッコロと)著作権でもめそうな名前よりも、変えやすい無難な名前をつけたほうが得策と言う判断から、会の名前は「モリコロパーク 里山開拓団」と決まりました。

コーディネーターのこのへんの決め方が丁寧だと思います。単純に多数決をとって「一番多いものに決めました」とはやらずに、参加者の本音や傾向を探りながら、(結果がはっきりしないときは)意見交換をはさみながら参加者の考えが固まっていくのを確かめます。ワークショップにおけるアイディアの募り方や意思形成のしかたについて、とても参考になります。

問題は、会(県民公園の運営・意思決定機関)をどんな形にするかです。
追加メンバーは必要か?どうやって募集するか?会の規約は?組織図は?運営方法は?活動計画は?愛・地球博記念公園全体の管理運営をおこなう「公園マネジメント会議」との関係は?など詰めておくことがたくさんあります。これらの点については次回までに事務局(コンサル、県の担当職員、アドバイザーの愛知県立芸大の水津准教授)がたたき台を作り、それに対する意見をワークショップのメンバーが宿題のかたちで出し合い、そのうえで次回のワークショップに臨むことになりました。
面白いのは、ワークショップのコーディネーターである事務局の打ち合わせに我々公募県民のワークショップ参加者も出席できることです。参加者自ら、ワークショップのウラ舞台に参加して、合意形成のための共通認識を築いておこうという趣向です。我々も受身ではない、ワークショップを企画・運営する一員なのです。Morikoroplan20090620a

 

 

 

 

 

 

 

 

 ※”愛・地球博記念公園 公園マネジメント会議”については
 
http://www.pref.aichi.jp/koen/AI_CHIKYU/ai-top.htm
 http://www.pref.aichi.jp/koen/AI_CHIKYU/ParkManagement/newpage1.html
 http://www.pref.aichi.jp/koen/AI_CHIKYU/ParkManagement/HP0122/HP0122/com_01-00.html
 http://www.news.janjan.jp/living/0903/0903239998/1.phpを参照。

県は今年度の予定として、さっそく設計に取り掛かり、11月から造成工事に入りたいとのことです。
この県民公園のこれまで話し合ってきた趣旨からいっても、公園の利用者が自分たちで時間をかけて創りあげていくところ、決して完成しないところなのですから、大まかな基盤造成は県が工事して、棚田や段々畑、畦や水路の造作、ディテールなど人の手でできることは自分たちで考えながら造っていこう、造ること自体がこの公園の利用・遊びなんだ、という遠大でスローな発想があります。なんだかガウディーのサグラダ・ファミリアみたいですね。
したがって、県の土木工事と公園利用者が時間と空間をシェアしながら公園づくりをしていくことになりそうです。今までは工事が完成して、管理者に引渡し、「さあ使ってください」となったのですが、工事中から利用が始まるという全く新しい試みになりそうです。元来、役所は、こういう前例のない、危険極まりない計画には拒否反応を示すものですが、ワークショップに参加している県の職員の皆さんには、それらを柔軟に実現していこうという姿勢が感じられます。Morikoroplan20090620b

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういう意味からも早く運営組織を固めていく必要があります。

なんだか、東浦の(仮称)自然環境学習の森でやろうとしていることと共通点があって、とても参考になっているような気がします。

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