(仮称)自然環境学習の森の今後の整備方針について、県の担当者を交えて、現地で意見交換をしました。
県の知多農林水産事務所林務課の担当者2人、町役場の担当者3人、保全・育成の会のメンバー13人が現地に集合。
できるだけ現地の現況を改変しないかたちで、土留め、植林、水路整備を施し、里山の環境を保全・再生を図っていけるよう、今後の整備のしかたについて意見交換しました。竹や雑草・低木の伐採方法、町史などの資料を調査し植林する樹種を検討、波で侵食された古いため池の堤体の補強、放置され常緑広葉樹が生い茂った暗い林を一部残すか、隣接する道路の拡幅工事の影響をいかに減らすか、水辺の観察路や水路工の整備をどこまでするかなど、多岐にわたりました。
県としては、今回の要望を踏まえて整備の設計をしたうえで、再度、整備内容の説明をしてくれるそうです。
県の整備は単発の事業で、メンテナンスを見込んでいないため、整備後の保全・再生活動は、町と住民のボランティア活動に頼らなければなりません。
雑談の中で、県の担当者から「ここのメンバーは意見を言うだけでなく、自分たちで活動しようという姿勢が感じられます。」との言葉をいただきました。
以下は、現地の様子です。.
古いため池の下の広場に集合、これから現地調査です。
正面の堤体の手前側が侵食されています。コンクリートなどを使わずになるべく現状に近い形で修繕したいところです。
とりあえず8月29日に池の掻い出しをしてみようということになりました。
あちこちで竹の侵略が進んでいます。竹を伐採したあとのメンテナンスが欠かせません。
その昔、登り窯があったようです。このあたりでは古窯跡がみつかることがあります。
湿地のある谷の最奥では、隣接する町道(農免道路)の拡幅計画が持ち上がっています。現況の2車線道路7.5mを両側歩道つき12mにしようというもので、自然環境学習の森の側に6m?ほど、あるいはそれ以上、法面がかかってくることになりそうです。上の写真の木の生えている斜面に盛り土がされることになります。この斜面の下部では湧き水が出ているところもあって、湿地とその下流の田んぼの水源になっています。自然環境学習の森への影響は最小限に抑えたいところです。
湿原の一部にはすでに立派な木道が設置されていますが、この下流全域に同じような遊歩道を設置するのではなく、人が触れないよう水辺の環境を保護するところや、水辺と同じ高さまで近づけるところなど、水辺にあまりインパクトを与えない範囲で、変化をもたせてはという意見でまとまりました。
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