(仮称)自然環境学習の森 保全・育成の会が発足
これまでの話し合いを踏まえ、会則を決定、「(仮称)自然環境学習の森 保全・育成の会」が発足することになりました。
会の目的は、(仮称)自然環境学習の森を里山として再生するとともに保全していくこととし、この会が、(仮称)自然環境学習の森の運営管理についての意思決定機関となります。
実施事項(活動内容)としては、①利活用の内容等の確認、指導および調整 ②ボランティアの養成 ③利活用の普及活動 ④体験学習および自然環境学習の方法および対応 ⑤保全活動に関わること ⑥その他必要なこと が掲げられています。
メンバーは、自然観察会を中心とする”自然環境に造詣の深い者”7人、ワークショップから関わってきた”継続的に保全活動ができる者”8人、この場所の環境に関心のある(保全活動に参加できる)企業3社(豊田自動織機、ソニーモバイルディスプレイ、イオンモール)と2団体(環境住民協議会、明徳寺川の自然を守る会)の計20者。会長は加藤寿芽さん、副会長は加川満さん、下玉利ゆう子さん、田中德雄さんに決まりました。事務局は当面、町役場公園緑地課が務めることになりました。
※私見ですが、上記イメージには「〇保全・再生の方針確認および活動の調整」が抜けていると思います。
自然環境学習の森でメンバーが関わった活動報告が、知多自然観察会、オオタカの里を守る会、竹炭の会、水辺の会からありました。水辺の会ではブログや知多メディアスの取材などを通じた情報発信をしているが、今後いかにして活動の輪を広げるかが課題です。
今月予定している活動&イベントとして、自然環境学習の森中央部にある小さなため池の掻い掘り(池干し)を計画中です。
昔はため池のメンテナンスとして、池の水を抜き、鯉などを捕ったり、ヘドロを除き、空気に触れさせ水をきれいにするために、定期的に掻い掘りをしていたものです。近年、県も試験的に掻い掘りを復活させるイベントをしています。将来は、自然環境学習の森の入口にある新池で掻い掘りを実施したいと考えています。
今回は、そのテストケースとして、小さなため池で、ポンプで水を抜いて、堆積した枯竹や落葉を取り除き、生き物を捕獲して外来種を駆除するなどの活動を計画します。子どもたちにも参加してもらい、魚、カエル、昆虫などの生き物の捕獲と観察をしたいと思います。
その他、連絡事項として、自然観察指導員講習会の案内、シンポジウム「流域環境圏を基にこの国の形を創る」の紹介がありました。
町役場公園緑地課からは、会議の前にはなるべく早く議題や資料を提供して事前に検討できるようにすること、はじめに計画ありきではなく活動の中で必要性が出てきたものから造っていくこと(女性メンバーなどを考慮してとりあえず仮設トイレを設置が必要)に心掛けるとの説明がありました。
終わってから、メンバーの原穣さんから著書「知多の動物雑記」と知多半島の淡水魚類の調査結果を見せていただきました。
会議終了後、水辺部会では、自然環境学習の森の水辺の草刈りを18時過ぎまで行いました。夕時の涼しい風のおかげで短い時間の割りに作業がはかどりました。
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