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2009/08/16

行ってきました・・・越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭

7月末に、家族旅行で新潟方面に行った。

途中、たまたま大地の芸術祭2009http://www.echigo-tsumari.jp/2009/index.htmlをやっていたので、通りがかりの作品をいくつか見てきた。
Daichinogeijutsusai2009b Daichinogeijutsusai2009a

作品数は優に350以上あるし、地域も広いので、まともに見たらとても1日や2日では廻りきれない。
この芸術祭、妻有地域(十日町市、津南町にまたがる十日町、川西、松代、松之山、中里、津南の6つのエリア)760k㎡に点在する、里山、棚田、集落、廃校、廃屋など、自然と山村の暮らしの息づく中に、そのロケーションを生かした芸術作品を期間中一挙に展示する地域参加型の芸術祭だ。3年に一度のトリエンナーレで、過去3回が大好評だったので、今回は4回目。話には聞いていたので一度見てみたいと思っていた。
さすが、話題の芸術祭、平日なので決して混んではいないけど、普段観光客は決して行かないであろう、棚田や山林を縫って走る山里の生活道路は、作品めぐりをする(ちょっとアートな格好をした)若者たちでにぎわっていた。

P1060754sc2 こちらは、山村の廃屋を使った作品。
こういうところの番人は通常「こへび隊」と呼ばれるボランティアが受け持っているのだが、たまたま作者ご本人が番をしていて、作品のお話しや、トリエンナーレの鑑賞方法を解説してもらった。
建物内など、番人が居るところでは入場料300円が必要、大人3,500円、子ども800円を払ってパスを手に入れれば期間中通しですべての作品を鑑賞できるとのこと。3,500円はちょっとギクッとくるけれど、芸術祭運営のための協力と思えば仕方がない。それにしても、こども800円はお得感があると思う。P1060759sc
当の作品。真っ暗な民家の中に、お米をまぶした糸が垂れていてなにやら不思議な空間が出来上がっている。奥に上がると座敷で酒盛りをしていたり、お勝手で食事の支度中だったり。実に面白い。作成過程で、最初は糸にひとつずつ米粒をくっつけていたけど、大量生産の道具を考案したとか、最初のお掃除がすごく大変だったとか、作者の石塚さんから苦労話を聞かせてもらった。
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こちらも廃屋。内部はワイヤーを使ったイギリス人の力作だ。P1060786sc_2 P1060790sc_2

交差点にも作品が。お盆のなすびか?
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こちらは、「こころの花」と題した番外の作品。毎日ビーズの花が少しずつ開いてやがて満開になるのだそうだ。
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途中のルートには看板が完備していて、作品の場所がとてもわかりやすく表示されている。マイカーを使わない人には「シャトルタクシー」もあるらしい。
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子どもが減っている山村では廃止・統合になった学校もたくさんある。
こちらは、廃校になった旧名ヶ山小学校の校舎を利用した福武ハウス。ベネッセの福武さんの呼びかけで日・中・韓の作品が集結。校舎全体が美術館。運動場のテントにはカレーハウスが。
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こちらは、旧真田小学校。入口には沢の水を使った巨大昆虫型ししおどし、この動力が校舎内に伝えられて、オブジェが動く仕掛けに。
この元体育館は普段地元のコミュニティの集会所に使われているが、奥の教室部分はこれから常設の美術館として再利用されるのだそうだ。すでにミュージアムショップが開店。
これまた教室を改装した南欧風のランチメニューを出すレストランで遅い昼食をとった。特注で作った木製の机と椅子が懐かしかった。私が小学校のころは、ウレタンでも合板でもなく、無垢材の分厚い机だった。古いものは、机の上にゴルフコースが掘ってあって消しカスをボールにして遊んだものだ。どんな彫り物がしてあるか席替えが楽しみだったことをふと思い出してしまった。
こちらの教室は、ロッカーが隣の教室への唯一の秘密の通路。
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こちらは、まさに大地の芸術。この地域一帯の棚田や里山、山村集落のロケーションを存分に使った作品群だ。
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ほくほく線の松代駅前にもオブジェが。
ここにある”まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」”は建物は十日町市、運営はアートフロントギャラリーがやっているらしい?がHPを見てもはっきり書いていない。
ここの展示は面白い。建物が変わっているのに加え、黒板はもちろん床も机も黒板の素材でできたどこでも落書き自由な教室もある。ミュージアムショップも変わっている。レストランからは大地の芸術が見渡せる趣向になっている。こちらはトイレ。うっかり入ったのはいいが帰り道がわからず困惑。実は、真ん中のCLOSE(使用中)の扉が外への出口だ。
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こちらは、「夢の家」と名付けられた宿泊(もできる)施設。中は一見普通の民家だが、水晶の枕の着いたバスタブに入浴し、宇宙服のようなパジャマを着て、2階に上がると赤、青、緑の3つのお好みの寝室に棺おけのようなベッドが置かれている。そこで見た夢をベッドサイドのノートに書くのだが・・・。
夢の中身を読んでみるとあまり寝心地は良くなさそうだ。分厚い本に夢を書き残すのは宿泊者のdutyらしい。
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その他、期間中イベント満載。→本日のイベント車座おにぎり
必見の価値有り。公式ガイドブックもある。
Daichinogeijutsusaiartbook2009

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