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2009/11/29

自然環境学習の森と隣接する農免道路の拡幅・・・環境、景観への影響は大きい

(仮称)自然環境学習の森の谷の源流部を通っている農免道路が現在の約7.5m幅から12m幅に拡幅されます。すでに一部の工事が急ピッチで進んでいます。P1100558sc2

 

 

 

 

農免道路が自然環境学習の森に接しているところは、あたりが樹木で覆われ道路の東側には湿地が広がり、町内を走っていて最も気持ちのいいところです。天気の良い時は木漏れ日を浴びて、さながら高原の樹木のトンネルをくぐり抜けるようです。P1100960sc P1100896sc P1100632sc

 

 

 

 

しかし、12m拡幅するとなるとこれらの景観は失われてしまいます。この部分の道路の東側(自然環境学習の森地内)は谷になっているので道路幅を広げるには斜面の木を伐採して、谷を一部埋めて法面を造らねばなりません。当然道路の拡幅巾よりも広い範囲で谷を埋めることになります。

P1100934sc左上の写真は、農免道路から自然環境学習の森の湿地を見下ろしたところです。中央に白く見えるのは湿地の木道です。道路拡幅に伴い埋立てられて、ちょうど青丸で囲んだ紅白のポールの所が法面の下端になる予定です。

 

P1100863sc2b左下の写真は、自然環境学習の森の湿地側から見たところです。白いガードレールが現在の道路です。そこから紅白のポールが立っているところまでが道路と法面になります。谷の半分近くが埋められ、もちろん樹木はなくなり法面が露出することになります。

この拡幅工事による湿地への影響、景観破壊、そして、現在の道路の斜面下には道路西側の山からの湧水もあるため水源への影響も大いに気になるところです。国の補助金をもらう関係で道路のスペックが決まってくるものと思われますが、この部分については何らかの配慮は出来ないものでしょうか?
まだまだ、自然環境や景観は、他の都合に比べて後回しにされているのだなとつくづく感じます。

P1100887sc_2 ※それから、農免道路から湿地のほうに大量のゴミが流されてきています。ドライバーのポイ捨ても今後の問題です。

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コメント

素人でわからないのですが、補助金をもらうために、道路を拡幅しなければならないということなのでしょうか? 
あの道は、私も走っていて一番気に入っているので、あの景観が失われてしまうのは、非常に残念でなりません。拡幅してほしい道路は他にも沢山あるのに、なぜあそこが!? という思いです。

この道路拡幅は、石浜で造成中の工業団地と東浦インターとのアクセス整備の一環です。
「地域活力基盤創造交付金」
http://www.mlit.go.jp/road/press/press09/20090601/20090601.html
http://www.worldtimes.co.jp/word/081216.html
という名の補助金で、
工事費の55%が国から補助されるそうです。補助金をもらうためには、交通量調査に基づいて決められたスペックを満たさねばなりません。
よりによって、保全していこうと決めた湿地のとなりで、道路工事が進んでいようとは・・・。

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