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2009/11/23

「青いバラ」を商品化 ~遺伝子組み換え作物の「環境へ悪影響」懸念も~

サントリーが青いバラを開発した。以下は、2009年8月8日(土)配信の産経新聞Net版の記事だ。

今秋にも商品化「青いバラ」 遺伝子組み換え作物 「環境へ悪影響」懸念も

 「不可能」の代名詞だった青いバラが、遺伝子組み換え(Genetically Modified)技術によって栽培が可能となり、今秋にも販売される。青いバラの国内生産開始に伴い、日本も遺伝子組み換え作物(GMO)の商業栽培国の一員となる。GMOには消費者の抵抗感が根強いが、「観賞用」「医療用」などとしての研究開発が進んでいる。農林水産省も後押ししたい考えだが、「中長期的に環境への悪影響を招く可能性もある」との懸念の声もある。(宮原啓彰)

 ■「不可能」が「可能」に
 バラには本来、青色色素が存在しないことから、青いバラの開発は「不可能」とされてきた。
 しかし、サントリーとオーストラリアの企業が遺伝子組み換え技術によって平成16年に開発に成功。昨年、農水省と環境省から、承認を得て一般の農場での栽培が可能となった。サントリーは切り花として今秋の販売を目指している。
 一方、群馬県は6月、自治体初の「GM蚕(かいこ)」の実用化を22年度までに目指すと発表した。タンパク質を大量に含む繭(まゆ)を産出する蚕を開発することで、医療用の人工血管などへの応用を期待している。同県は「衰退する蚕糸業を救い、新たな産業を創出したい」と期待を寄せている。
 こうした流れを受け、農水省は「アグリ・ヘルス産業開拓プロジェクト」に着手。花粉症の症状を和らげる「スギ花粉症緩和米」や、血圧や中性脂肪の調整といった効果のある「機能性米」の商品化を目指す考えを明らかにした。
 同省ではあくまで「医薬品」として位置付けたい考えで、担当者は「医療用ならば消費者の抵抗感は少ないだろう。GMなどの技術を生かした新産業を発展させたい」と意気込みを語る。

 ■不安「7割」も反響大
 確かにGMは「組み換え」というイメージから消費者や生産者からの抵抗感が強い。農水省が19年度に実施した意識調査によると、GMについて「不安」という回答が7割を超えていた。
 だが、関係者は「近年多く輸入されているトウモロコシ、大豆などのGM食物より、繊維や医薬品の方が人々の反発が少ない」と口をそろえる。
 実際、蛍光色の生糸を生産できるGM蚕を開発した農業生物資源研究所(茨城県)には「反響が大きく服飾業界を中心に問い合わせが多く寄せられた」という。
 大阪府立大の山口裕文教授(生態保全学)は「人々がGMのメリットとデメリットを計る選択の問題だが、正確な情報公開がないまま研究が進められていることも、GM不信を招く一因になっているのではないか」と話す。
 青いバラの流通で、GM議論に火がつくかが注目される。

そういえば、青い花、青い果実・・・。自然界には(紫はあっても)青い色を見かけないような気がする。青いジュースもない。ブルーハワイはいかにも合成だ。
上の記事には青い色素を作る遺伝子を何から取り出したかは書いてない。

ところで、除草剤耐性遺伝子を組み込んだ作物(例えば、モンサント社のラウンドアップ耐性遺伝子を組み込んだ大豆)などが世界中で広く使われているという。確かに除草剤を無差別に散布しておけば雑草を抑えることができるのでお手軽だ。
しかし、除草剤の使用量は増えるだろうし、雑草に除草剤耐性が備わることは十分考えられる。さらには交配やウィルスなどの仕業によって他の植物に遺伝子汚染が広まる恐れはないのだろうか。

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