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2009/12/26

新宿区のたぬきの森で、建設中のマンションの建築許可が取り消される最高裁判決が

東京都新宿区で「都の条例に違反した区の建築許可は違法」として完成間近のマンションの建築確認が取り消される異例の最高裁判決が出た。

以下は、東京新聞(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009121802000086.html)の記事。

 「たぬきの森」と呼ばれ、緑地が残っていた東京都新宿区の住宅跡地で建設中のマンションをめぐる訴訟の判決で、最高裁第一小法廷(宮川光治裁判長)は十七日、「区の建築確認は違法」として建築確認を取り消した二審東京高裁判決を支持、区側の上告を棄却した。完成間近のマンションが違法建築と確定する異例の事態となった。 
 建築に反対する周辺住民が、「安全基準を満たしていない」として、区の建築確認の取り消しを求めて提訴していた。区側は今後、マンションを取り壊すなどの対応を迫られる。業者側は「区への賠償請求も含めて対応を検討する」としている。
 問題となったのは、新宿区下落合で建設中の三階建て約三十戸のマンション。都建築安全条例では、災害時の避難路の確保などのために、この規模のマンションでは幅八メートル以上の通路が必要と定めている。しかし、周囲が住宅地やがけとなっているため、もっとも狭い所で幅四メートルしか確保できていなかった。区は「中庭などがあり、安全に支障はない」として特例で建設を許可していた。
 一審東京地裁判決は、住民側の訴えを退けたが、今年一月の二審東京高裁判決は、区の建築確認は条例に反すると判断し、住民側が逆転勝訴した。
 マンション建設現場は、樹齢二百年の古木などがあった屋敷跡で、タヌキの生息も確認されていた。周辺住民は公園用地として買収し、保存するよう区に要望。しかし、区による買収は進まず、二〇〇六年からマンション建設工事が始まった。〇九年春に完成予定だったが、二審で住民側が勝訴して以降は、工事がストップしていた。
 中山弘子・新宿区長の話 司法の最終判断を真摯(しんし)に受け止め、適切に対応したい。

その他の報道サイトより
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/200912187.html
http://video.aol.com/video-detail/-/1432577837
http://tv.japan-architect.org/ZVMyzJ5tz3E/

この地域の公園化を区に求めている「下落合みどりトラスト基金」サイトより
http://www.jsc-com.net/shimoochiai/top.htm

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完成間近に建築確認が取り消され、違法状態になった新宿区下落合4丁目の集合住宅をめぐって、建設業者が新宿区と東京都を相手取り、「違法な建築確認により損害を被った」などとして、約26億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことがわかった。新宿区が2010年9月8日の新宿区議会総務区民委員会で報告した。
問題の集合住宅は、延べ床面積約2800平方メートルの3階建て。豊かな緑が残り、「タヌキの森」と親しまれた屋敷跡に着工された。住民は 2007年5月、「敷地への進入路が狭すぎる」として、建築確認の取り消しなどを求めて提訴。「災害や火災が起きた場合の安全性が十分でない」として建築確認を取り消す判決が2009年12月に確定した。
ほぼ完成していた建物は違法状態となり、仕上げの工事が行われないまま放置されている。住民は解体撤去などの対応を求め、新宿区は建設業者に対し、是正計画の提出を求めていた。

投稿: 業者、26億円求め提訴 区と都相手取り 新宿の「違法」住宅 | 2010/09/25 23:07

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