Avatar と Surrogate
”Avatar”と”Surrogates”。最近、同名の映画が封切られました。両方ともvirtualな語感があります。
avatarはサンスクリット語の「神の化身」「権化」の意味。転じて、コンピュータネットワーク上で自分の分身として表示されるものを指します。
surrogateは「代理人」「代理母」の意味です。
映画「アバター」のテーマはエコロジー。人類が、地球から遠く離れた惑星の地下資源を採掘するために、惑星のエコシステムと共生している原住民と衝突するストーリーが展開します。近未来を想定したSF映画の中で、資源争奪、環境破壊、生態系との共生など、今日的課題を扱っています。
人間の脳と原住民のDNAから作った自分の分身をリンクさせるテクノロジーや惑星間飛行をするテクノロジーが発達している割に、銃やミサイル、ヘリコプターなどの兵器がとても現代的というか古典的です。
我々の地球でも、生態系はお互い密接に影響しあっているのですが、この惑星のエコシステムはすごい。原住民とか猛獣とか植物が互いに「生体コネクター」を通じて直接情報を交換し合っています。
そんな彼方の惑星のようすを3DのCG映像で巧みに表現しています。空中に浮かぶ岩山などは3D映像にうってつけです。ジェームズ・キャメロン監督によれば、これから映画は3Dが標準になっていくといいます。私は未来のことはわかりませんが、昨今の映画では、CGを使ってありえない景色も現実のように表現するのがいつのまにか標準になっています。
映画「サロゲート」のほうは、まだ封切から時間が経っていないので、細かいことを書くのは控えますが、こちらは地球上で遠くない将来に起こりうる状況がテーマです。現実に我々は社会生活のかなりの部分を機械に代行してもらっています。
でも、あそこまで頼ったら、生身の人間の体はもっと鈍って寝たきり状態。体力も知力も、そして寿命も極端に衰えるような気がします。
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