春一番??花粉症の季節
私の鼻が、花粉を検出。今年初めてのくしゃみと鼻水です。このところ、春の日和で、今日は風もそこそこ吹いています。私よりも、ずっと敏感でもうとっくに症状が出ている人もいます。
敏感な抗原抗体反応を応用して、超高感度センサーを作る試みがあるくらいです。
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私の鼻が、花粉を検出。今年初めてのくしゃみと鼻水です。このところ、春の日和で、今日は風もそこそこ吹いています。私よりも、ずっと敏感でもうとっくに症状が出ている人もいます。
敏感な抗原抗体反応を応用して、超高感度センサーを作る試みがあるくらいです。
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2月28日、午後4時半の気温12℃、水温16℃、天気は晴れ。今朝まで雨が降っていました。このところ春のような暖かい日が続いています。
厄松池のようす
COD(化学的酸素消費量) 5ppm
溶存酸素 5ppm
リン酸イオン 0.5ppm
硝酸イオン 5ppm
アンモニウムイオン 0.5ppm
切池のようす
池の出口 バイパスパイプの生活廃水
COD(化学的酸素消費量)13ppm 20ppm
溶存酸素 7ppm 4ppm
リン酸イオン 0ppm 4ppm
硝酸イオン 8ppm 8ppm
アンモニウムイオン 0.4ppm 10ppm
昨晩から今朝にかけて降った雨が流れ込んで、池の水が土色に濁っています。池の水位が上がったので余水吐きから勢いよく水が流れ出ています。
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マルサ(マル査)でもなけりゃ、マルボー(マル暴)でもない。
しかし、マルタイといっても身辺保護対象者のことでもない。
マルチプルタイタンパーのことです。
2月22日の未明、泣く子も黙る草木も眠る午前1時頃。ヴオ~~ンという不気味な音で外に出てみると。遮断機の降りていない踏切をゆっくり横切る線路上の物体が・・・。
オーストリアのPlasser & Theurer社製のマルチプルタイタンパー(Multiple Tie Tamper)です。
細かく振動するムカデの足みたいなもので線路のバラストをさばいています。実際には、機械がレールを掴んでミリ単位で持ち上げ、ツール(ムカデの足のような部分)で砂利を突き固め、枕木下に砕石を入れることで予定の高さに線路を直していくのだそうです。
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愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で行っている県民参加の県民公園づくり空間 ワークショップ(動こう編)の続きです。
●拠点施設「サトラボ交流館」の間取り、屋根の形状、環境への配慮について話し合いました。
●”県民公園づくり空間「あいちサトラボ Aichi Satoyama Laboratory」”で、まずラボ活動を立ち上げよう。そこで、どんなラボ活動ができそうか、宿題で、思いつくままにアイディアを出し合いました。
私の出したのは、
①山羊さんラボ(パーク内の雑草でヤギを飼う、乳を搾ってチーズを作る)
②草刈りラボ(定期的・計画的に草刈りをする、雑草の有効利用を考える)
③子育てラボ(田畑・里山で子どもたちが群れ遊びするのをサポートする子育てサークル)
④ため池ラボ(土のダムを自分たちで造り、管理する)
⑤自然エネルギーラボ(マイクロ水力、風力、ソーラー発電などを計画・設置する)
⑥密造酒ラボ(パーク内で採れた物からお酒をつくる)
⑦自己責任で自由に遊ぶラボ(自分の責任で自由に遊べるプレーパークをつくる)です。
その他にも、やきいもラボ、薪ストーブラボ、石垣つくりラボ、炭つくりラボ、そばづくりラボ、小屋づくりラボ、かぶとむしラボ、地面フカフカラボなど、たくさんのアイディアが出ました。これらの中で、すぐに取り組めそうな「お試しラボ」を森のエリアと果樹園のエリアで各1つずつ選んで、具体化しようということになりました。
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日本の地方議員は報酬が高すぎる、人数が多すぎるとも言われます。ダラダラと長く居座るのも問題です。2期か3期くらいで新鮮な市民感覚を持ったメンバーに入れ替わることもひとつの考え方です。
神奈川県議会議員の菅原直敏さんは、ご自身のメルマガ(私はこのメルマガを彼が大和市議会議員の頃から拝読しています。)で、地方議員の任期制限に関して考察されています。
要約すれば、「定年(年齢制限)ではなく期数制限を設ける意議はある。ただし、全国一律ではなく、その自治体(の市民)の判断にゆだねればよい。」ということでしょうか。
以下、菅原さんのメルマガから引用させていただきました。
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■ 地方議会の任期制限1
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○高齢議員の定年制
国政で高齢議員の定年制が話題になっています。主だった政党では、公
明党や自民党が何らかの形で議員への定年制を設けています。従って、定
年の年齢に達した議員は、「原則として」党の公認を受けて出馬すること
はできません。もちろん、政党の公認なくしても立候補は可能ですが、実
質的に政党の公認なくして当選することが非常に困難な国政選挙や一部の
地方議会議員選挙では、定年≒引退となります。
この定年制をめぐって、高齢議員を排除することは高齢者の声を代弁す
る議員も必要ではないかという問題提起がなされています。確かに、「日
本の会社員」等には定年制があることを根拠に議員の定年制を肯定する向
きもありますが、私は年齢の高低で議員の存在意義を定義付けることは合
理性を欠いていると考えています。むしろ、議会に有権者が考えるであろ
う弊害があるとするならば、むしろ任期の長さによる部分が大きいのでは
ないかと思います。そこで、議員の任期制限という議論が次に出てきます。
地方議会議員の任期制限について多少考察します。
○米国の任期制限事情
アメリカでは、日本の国会議員にあたる連邦議会議員の任期制限は存在
しません。しかし、大統領は3選が禁止されています。
州レベルで州知事の任期制限を設けているのは37州(50州中)です。州知
事の任期制限もたいていは2期8年とされることが多いです。州議会議員に
ついては、18州がなんらかの形での任期制限を設けています。制限の仕方
は様々です。
基礎自治体レベルでは、首長や議員の任期制限を設けている自治体は多
くはありませんが、存在します。
ところで、近年日本の自治体の首長の任期を制限する条例がいくつか制
定されています(神奈川県や大和市)。(私が確認した限り)その全てが3期
12年とされています。首長の任期制限を導入すること自体はよいのですが、
①当事者である首長自らが提案している点、②3期12年という長さに政治
的かつ個人的思惑が見られる点に関して多少の問題があると考えます。本
来は、首長をチェックする側の議会(又は住民)が、議会独自の判断によっ
て首長の任期を制限するという形が望ましいと私は考えます。
○任期制限の良し悪し
任期制限には良し悪しがあるといわれています。一般的なメリットは、
任期を制限することで、新しい人材が議会に多く参画し、新鮮で柔軟な発
想が生かされやすいということです。一方デメリットは経験不足な議員が
増えることで議会運営などに支障をきたすということです。しかし、これ
らはあくまでも一般論であり、各議会のおかれている状況により効果は異
なります。
○任期制限の方法
任期制限の方法は大きく分けて二通りあります。絶対的任期制限と相対
的任期制限です。
絶対的任期制限とは、例えば2期8年と定められた任期制限は絶対的な拘
束力を持ち生涯に渡って2期8年しか議員を務めることはできません。
相対的任期制限とは、例えば2期8年議員を務めた後、数年の間隔を空け
て再選されることは許されます。従って、連続して2期8年議員を務めるこ
とはできませんが、生涯に渡って通算2期8年以上議員を務めることは可能
です。
但し、任期制限を受けて当該議員を勇退しても、政治的に引退するとは
限りません。任期制限後、上院議員から下院議員(逆もあり、米国の49州議
会は二院制を採用)になったり、市長・連邦上下院議員になったりするこ
ともしばしばです。
○自主立法は困難
議員の任期制限を望む議員は原則として少ないとされています。自らの
在り方を規律する法制定を行う動機が低いことは想像に難くありません。
また、前述したようなデメリットを根拠に反対するも議員もいるでしょう。
議員の自発的な立法での規律は大変困難であると思います。
実際は、1990年にオクラホマ州で議員の任期制限が導入されるまで、米
国にも州議会議員の任期制限はありませんでした(知事の任期制限はあっ
た)。それでは、如何に任期制限を導入できたのでしょうか?
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■ 地方議員の任期制限2
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前回のメルマガの続きです。
○まさに住民自治の力
米国の州議会議員の任期制限を導入した原動力は「住民の力」です。任
期制限を導入したほぼ全ての州では、イニシアティブ(住民発案)によって
議員の任期制限が提案されています。
要するに、住民自身が議員の任期制限が必要であると判断をし、議会に
住民発案を行っているのです。逆に必要性が強く認識されていない州にお
いてはこのような住民発案は行われません。任期制限にはデメリットもあ
るからです。このことが、州議会ごとに任期制限の有無や内容の多様性の
理由です。
仮に、日本で地方議員の任期制限の議論をしたら、国によって一律に制
限をするべきであるという画一的な意見が出てきそうですが(実際、首長の
任期制限についてはこのような考えが根強い)、如何にこのことが「自分た
ちのことは自分たちで決める」という住民自治の発想に逆行するかという
ことは是非心に留めておいて頂けたらと思います。
○住民が決めたことに清く従う議員
私が過去に訪れたホノルル市議会は、2年・4年・4年の合計10年の変則的
な任期制限を設けていました。副議長に任期制限の是非をお伺いすると、
副議長個人としての考え方はありながらも、住民の決定したことに従うのが
住民自治であるとのご意見でした。常に住民の民意の上に議員の存在基盤が
あることを意識するその姿勢は、住民自治が成熟したアメリカならではと感
じました。
日本の地方議会でこのような陳情が署名多数をもって陳情されても一笑に
ふして終わりのような気がします(実際、議会の身分に関わる陳情でそのよ
うな光景を多く見てきました)。
○日本の地方議会に議員の任期制限は必要か
さて、日本の地方議会に議員の任期制限が必要かどうかという私なりの
意見を述べたいと思います。地域の実情にもよるのですが、任期制限を導
入する価値は大いにあるのではないかと感じます。
日本の地方議会は議員数も多く、議員間で議論をすることもないため、
期数を重ねた議員程発言をしなくなる傾向があります(もちろんそうでは
ない人もいますが)。また、議会が平日の昼間に開催されるため、会社員
等は職を辞して議員にならざるを得ず、また世界的にも類を見ない高額な
報酬の為、議員であることが目的になっている(あるいはならざるを得な
い)現状があります。
2~3期で人材が流動的に循環していけばより活発な議論が期待できるの
ではと思います。但し、任期制限を設ける前提として、現行の議会制度の
様々な点を変えていく必要があります。例えば会社員をやりながらでも気
軽に議会に参加できるような環境作り等です。
もちろん、任期制限が実際に必要かどうかは住民の自治によって定めら
れるべきであると考えます。
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以前にも書きましたが、私は議会で地方議員年金の廃止を訴えています。
確かに、年金を頼りに生活をしている人もいるでしょうから、全くなくなれば影響は大きいものと思われます。影響を少なく抑えようとすれば、たとえ廃止しても莫大な税金投入(一説に1兆3千億円)が必要となるでしょう。市町村合併による議員の激減は国の政策のせいだとして、国に補償を迫る動きもあります。
しかし、右肩上がりの社会構造を前提とした制度設計はもはや成り立たないのは明らかです。
地方議員年金は、国民年金や厚生年金などの公的年金や他の議員年金との重複受給ができる、遺族年金がある、受給資格が12年で取れる、受給資格を満たさなくても一時金があるなど「特権的」だといわれています。
財布の中身がマイナスになるというのに、受給権という財産権を楯にとって、もっぱら受給者の既得権を主張する声もありますが、現に掛け金を払っている人、若手の議員やこれから議員になる人から強制的に取って、受給者に回せばよいという考え方は、むしろ法のもとの平等に反するのではと私は思います。
(これは非常に意見が分かれると思いますが、)そもそも議員は職業なのでしょうか??
私は、長老議員が期数を重ねて居座るよりも、若手や女性も含めていろんな立場の人が(もちろんマジョリティーであるサラリーマンも)もっと気楽にボランティア的に2期か、せいぜい3期務めて、人が入れ替わっていくほうが良いのではと思います。
年金よりも、会社に勤めながら議員ができる制度、議員になって会社をいったん辞めても復帰できる制度が必要だと思います。
もちろん、年金掛け金を払わずに済めば、その分の報酬を貯金に回すこともできます。
議員として魅力ある活動ができるかどうかは、やり方次第だと思います。議会の承認がなければ首長は何もすることができません。まさに意思決定機関なのですが、その権能を十分に生かしていないところに問題があると思います。
議員が会派を作らないと議会運営に口出しさせないとか、通告しないと発言できないとか、議長は1~2年でたらいまわしにするとか、議会自身が、活動を不活性化するような慣例をたくさん作って、首長とまともに対峙することを避けています。
日本的談合体質といえばそれまでですが、喧嘩するよりも首長と仲良くして、小っちゃなお願いを聞いてもらったほうが得だといった風潮があります。
それから、議会が議論をする場になっていません。議員全員で議論して合意形成を図る習慣が希薄です。国・県や上部組織の指示待ち状態で思考停止状態に陥っているケースも見受けられます。これでは議会は儀式化してしまいます。
一方、市民が、議員を市民としての1つの役目といった感じには捉えていないことも問題です。「先生」という言葉の裏には「政治屋」として軽蔑している面もあるでしょうが、「プロの政治家」または「名誉職」として、一般市民とは違う世界の生き物であるかのような響きがあります。
でも、議員は市民の誰かが当然にしてやらねばならない役目なのです。ボランティアでよいかどうかは別としても、プロである必要はどこにもないと思います。
議員を政治屋としてではなく、市民の活動の1つと考えれば高額な報酬をもらうのはおかしいと思います。(地方は二元代表制です。議院内閣制の国会の延長線上で考えるのは誤りです。地方自治法の規定でも、首長は雇われ経営者もありだけど、議員はそのまちの住民でなければならないことになっています。)
住民参加に関しては、近年、行政への住民参加は各地で急速に進んでいますが、住民の代表であるはずの議会への住民参加(例えば、議会報告会を開く、意見交換会を開く、傍聴者との懇談会を開く、議会モニター・議会サポーター
http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/parliament/g_monitor-supporter.html
導入などなど)は遅れをとっています。ここで言う住民参加とは議員個人と支持者の関係ではなく、議会と住民とのコミュニケーションです。だいたい、議会のホームページに「議会への質問・ご意見」欄のあるところを見たことがありません。
行政のほうが住民に近ければ、もはや議会の存在価値はありません。
議会は自らの問題点を自覚して、変えるべきところは変えていかねばなりません。
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愛知県が『里なび研修会in愛知』の参加者を募集しています。以下、県のホームページから。
愛知県では、県土の生物多様性を将来にわたって確保するため、保全すべき自然環境や優れた自然条件を有する地域を核として、これらを有機的につなぐ「生態系ネットワーク」の形成に取り組んでいくこととしています。
その最初の取組として、COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)開催年となる今年、知多半島をはじめ、県内3か所で、NPO等の活動団体、大学・研究機関、企業、行政が連携して、「生態系ネットワーク形成モデル事業」(詳細別紙)に着手します。
今回、モデル事業のひとつである「知多半島における生態系ネットワーク形成」をテーマに、研修会を開催します。
研修会では、知多半島における里山保全活動の報告を踏まえて、「ごんぎつねと共生する知多半島を創ろう」という提案が行われ、専門家からの講演・アドバイスを受けて、地域の協働によって生態系ネットワークの形成に取り組んでいくための意見交換を行います。
日時: 平成22年3月6日(土) 午前10時から午後3時30分まで
会場: 日本福祉大学 半田キャンパス101講義室
半田市東生見町26-2
電話(0569)20-0111
JR武豊線 亀崎駅より約1.5㎞
駐車場の利用が可能です。
主催: 環境省、 共催: 愛知県、日本福祉大学
参加募集人数: 150名程度(参加無料)
先着申込順
問合せ・参加申込:
参加希望者の氏名・連絡先を添えて、以下の窓口まで、
電話・ファックスあるいは電子メールで申し込んでください。
愛知県 環境部 自然環境課 生態系ネットワークグループ
電話 (052)954-6229
FAX (052)963-3526
電子メール shizen@pref.aichi.lg.jp
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昼ご飯を食べながらテレビを見ていたら、進藤龍也さんという牧師さんの活動が紹介されていた。この進藤さん、実は前科7犯、元ヤクザだったのだそうだ。獄中で読んだ聖書がきっかけで、改心(回心)して牧師になり、受刑者の立ち直りに尽力しているのだそうだ。チラッと見ただけだったので詳細はわからないが、「人はかならずやり直せる」という著書もあるそうだ。http://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%9A%E3%80%81%E3%82%84%E3%82%8A%E7%9B%B4%E3%81%9B%E3%82%8B-%E9%80%B2%E8%97%A4-%E9%BE%8D%E4%B9%9F/dp/4806135992/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1266996863&sr=1-1
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3月定例議会一般質問の質問順、質問者、質問事項です。3月3日と4日で計10人が順番に一般質問をします。質問要旨についてはページ数が多くなるので載せていません。興味のあるテーマがあれば、ぜひ傍聴にお越しください。(クリックで拡大)
私は最後に質問することが多いのですが、今回は3番目です。
3月定例議会の日程と神谷明彦の一般質問の予定についてはhttp://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2010/02/post-9eb8.htmlをご覧ください。
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午後から、役場で第3回の「保全・育成の会」が開かれた。毎月1回ほど「広報ひがしうら」の紙面を確保して、自然環境学習の森を住民のみなさんに知ってもらう記事を書くことになりました。(前回の会議はhttp://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2009/10/post-b863.html参照)
しかし、愚痴を言わせてもらえれば、今日の会議はなんか硬かった。
悪く言えば上意下達の連絡会議。行政の決めたことを保全・育成の会で承認をとって、保全・育成の会の名前で執行する手続きのような感覚だった。黙っている人が多くてあまり活発な議論にならなかった。もちろん私の主観だが。
個人的には3つほど、気になったことがある。
①「保全、再生」のあるべき状態が不明確なこと。オニバス、ホタル、メダカ、ザリガニ、ミカン、レンゲソウなど他所から生き物を移入する話しが何気なく出たが、ここは(生き物を移入してもよいのか?たとえばいつの時代の里山を目指すのか?)キチンと議論しておかなければならないのではと思う。
②役場は、広報の紙面を確保したからPRはこれでOKと考えているだが、紙面の組み立てや、森の名称募集や、見学会や、自然講習会などとリンクしてPR活動を考えるべきだと思う。森の名称募集も工夫が感じられない。なぜ名称だけ独立して4月1日に募集しなければならないのか疑問だ。(条例制定のために至急決めねばならないというのが当初の説明だったが、条例制定は来年3月頃だそうだ。)
③行政の予定では、里山保全ボランティア養成講習会はH23年秋以降の開催。これでは遅すぎるのではないだろうか? 行政がやらないというのであれば、我々で企画することも考える必要がありそうだ。
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次回議会予定
3月定例議会の予定
平成22年3月定例議会本会議の開催予定は3月2(火),3(水),4(木),5(金),18(木)の5回で、いずれも朝9時30分からです。終了時刻は、概ね午後5時頃ですが、あらかじめ決まっているわけではありません。午前中に終わることもあれば、午後6時を過ぎることもあります。
平成22年3月定例議会の予定 | |
3月2日(火) | 本会議 議案の上程・説明 |
3月3日(水) | 本会議 一般質問 |
3月4日(木) | 本会議 一般質問 |
3月5日(金) | 本会議 議案質疑・委員会付託 |
3月9日(火) | 経済建設委員会 議案の審査 |
3月10日(水) | 文教厚生委員会 議案の審査 |
3月11日(木) | 総務委員会 議案の審査 |
3月18日(木) | 本会議 討論・採決 |
2日が議案の上程・説明、3・4日は一般質問、5日が議案の質疑、18日は討論・採決の予定です。
議会傍聴のおさそい
東浦町議会を傍聴してみませんか。特に、一般質問では、議員が行政全般について執行状況や将来の方針を質問します。質問者は意見も述べることができるので、それぞれの議員の考え方が良くわかります。テーマは、行政のあり方を問うものから暮らしに密着したものまで、様々です。
議会傍聴は、役場3階の傍聴席入口にて住所・氏名を記入すれば、どなたでも可能。町外の方も歓迎します。審議の妨げにならない限りは、未成年者もOKです。詳細は、東浦町議会事務局(0562-83-3111 内線310)までお尋ねください。
※お知らせ
・議会から傍聴者への資料提供が大幅に充実しました。
一般質問については、通告書全文を傍聴者に差し上げます。
また、議案の説明・質疑に際しては、議案書および参考資料をお貸しします。
(以前は、一般質問の質問者と質問項目が書かれた紙一枚のみの提供でした。)
・3つの常任委員会(経済建設、文教厚生、総務)が原則一般公開になりました。
詳細は、東浦町議会事務局(0562-83-3111 内線310)までお尋ねください。
神谷明彦の一般質問の予定
以下の3つをテーマに一般質問する予定です。
1.飲料水の水源を木曽川に
上水道の水源が木曽川から長良川に切り替えられて10年以上経ちまし
た。しかし、いまだにきれいでおいしい木曽川の水は工業用水や農業用水
に使われ、我々住民は長良川河口堰の水を飲んでいるという「あべこべ」
状態が続いています。
岐阜市をはじめとする都市部の生活排水、工業排水、農業排水が流れ込
む長良川河口堰の水は愛知用水兼山取水口の水より汚くて当然です。
浄水時には活性炭など薬剤を多く注入しなければなりません。
配管を切り替えて、上水道には木曽川の水を供給し、長良川の水は工業
用水や農業用水に回すべきです。町として、国・県に強く要望すべきではな
いでしょうか。
2.学校教育について
習熟度別授業については積極論、消極論、さまざまな議論があると思いま
すが、
(1)当町の小中学校での習熟度別授業の現状は。
(2)習熟度別授業にはどのような効果が期待できるか。
(3)今後のあり方をどのように考えるか。
また、国際化が進む中、ディスカッションの能力がますます重要になりま
す。ディスカッションを通じて相手を納得させ、議論を深め、一定の結論を出す
訓練を授業の中でどのように取り入れるべきでしょうか。
3.地域コミュニティ施策の次なる展開は
昨年10~12月にかけて各地区で地域コミュニティセミナーが開かれました。
(1)この目的と成果についてどう考えているか。
(2)地域コミュニティが、年間イベント消化型組織から、地域課題解決型組織
へ脱皮するために、今後どのような展開を考えているか。
※ 3(水)・4(木)の一般質問の日程のうち10人中、3番目の予定です。
質問時間は、答弁を含めて一人1時間以内に制限されていますが、
何時になるかは当日の進行状況によります。
たぶん、3月3日(水)の11時半頃か、あるいは13時頃からになると思いま
す。
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早くも3月定例議会が近づいてきた。一昨日、議会の「式次第」を協議する議会運営委員会があった。平成22年度予算案など、3月議会の議案も配られ、簡単な説明があった。
その後で、議会改革検討委員会が開かれた。私は会派の代表者ではないので傍聴者として会議を聞いた。
残念なことに、議会改革など本気で考えていない人が大半のようだ。出てくる言葉は「他のまちではうまく行ってないらしい」とか「慎重に」とか、おおよそ前向きな言葉が出てこない。何をやればいいのか事務局に調べろという人もいる。
一致しそうなのは、視察に行こうとか、誰かを呼んで話しを聞こうという意見だけ。それにしても、目的もなしに物見遊山に行っても実りはないだろう。
大体、日ごろ関心を持っていれば、名古屋近辺でも議会改革の勉強会や講演会は、たくさん開かれていることに気づくはずだ。参加費無料のものも多い。各議員が自主的に参加すれば良いことだ。
そもそも、このお金をもらって皆でつるまないと勉強できない体質を変えるのも、議会改革の第一歩ではなかろうか。
そのほかにも、議会として議会報告会を各地区の住民向けに開くもの一つだろう。行政に比べて議会への住民参加の遅れが指摘されている。議会として懇談会や公聴会、意見聴取の場を設けるなど、住民意見を取り入れるしくみを模索する手もある。行政の反問権を認めている議会も増えてきた。議員同士の討議の時間をとって討論を深める試みもある。
議員定数や議員の報酬をどうあるべきかも議論の対象になるだろう。議員の待遇については議員のお手盛りではなく、勇気を出して住民意見を聞くのもいいだろう。
議員の調査能力や政策形成能力、条例提案能力を高めるにはどうすればよいか。考えるべきことはたくさんあると思う。原案に対する修正案を出すなどチェック型議会からの脱皮も課題だ。
議員の政治倫理のあり方を議論するのも大事なことだ。そもそも議員とはどうあるべきか、議会として整理しておくことも必要だ。
行政評価ならぬ議会評価もあっておかしくないと思う。北海道の福島町議会は議員の通信簿をホームページにアップしている。広報誌や議会ホームページの充実も課題だ。
これら一つ一つの改革の具体策を積み上げて、集大成としての議会基本条例をつくった議会もたくさん出てきた。つくった条例を原動力としてさらに改革を進めているところもある。
以前にも書いたことがあるが、私は議員になって以来ずっと気になっていることがある。年間20日程度しか使われない議場は本当に必要なのだろうか。役場庁舎の3階の1/3ほどを占める議場は、きわめて稼働率の低い空間だ。議場を他の用途と共用で使うか、あるいは議会を臨時の会議室で開くことは出来ないだろうか。各地区持ち回りで移動議会を開けば、もっと議会への親しみも湧くだろう。
議会の権威や信頼は、活動の中身から生ずるものだと思う。少なくとも立派な施設から生まれるものでないことは言うまでもないだろう。
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「時期尚早」とはどういう意味か? 世の中では、「やりたくない。でも、御説もっともで断る理由もない。」そんな時に使うネガティブな言葉になっていないでしょうか。
本当に時期尚早なら、最適なタイミングを示して欲しいものです。いずれにしても反対ではないはずなのだから、早く実現できる環境を整えれば良いことです。
「なじまない」 これも、やりたくないと言うことのようですが、なんだか意味不明。
「それは理想論だ。」なんてのもあります。本当に「理想」なら、実現する方法を考えるのがスジだと思います。
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3月20日(土)~3月22日(月)の連休に、明智鉄道で Dual Mode Vehicle の実証実験があります。一般の試乗モニターを130人募集するそうです。
DMV(デュアル・モード・ビークル)とは、JR北海道が開発を進めている、鉄路と道路の両方を走行できる乗り物です。明智鉄道に導入した場合の効果を検証するための実験をします。鉄チャンもバスマニアも大集合かも??
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障がい者を応援する活動をしている武豊町の議員さんから案内をいただきました。
2月20日(土) 14:00~
武豊町 ゆめたろうプラザ 響きホール
入場無料 全席自由席
プログラム
カホン演奏 Act'Kadenza の小川和也さん
ゆめホタル 音と光のハーモニー NPOたけとよ
手話劇 おおあし児童館手話クラブのみなさん
トーク ビブラション・カホンの製作者金箱さんとの対談
音のセッション 知的障がい者と Swing Band TAKETOYO 有志のみなさん
バンド演奏 ブライトアイズ(聴覚障がい者バンドとゆめホタルの共演)
※Vibracion Cajon とは
打楽器インターフェース”ビブラション(振動)は、自分で奏でた音を振動に変換して他者に伝えるドラムです。聴覚に障がいのある人もない人も一緒に楽器演奏を体感することができます。音を振動として体感すると、こころに相手の気持ちが真っ直ぐ響いてきます。
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はじめに講師の三重県議会議長 三谷哲央さんから30分程度お話をいただき、そのあと1時間半程度、三谷さんを囲んで議会改革について参加者とフリーディスカッションをしました。
以下、三重県議会の議会改革の特徴と成果、三谷議長の議会改革への想いを箇条書きにしました。
〇北川知事のPDS方式の政策推進システムや行政評価などが回り始めて、議会の存在意義が問われるようになったのが、議会改革のきっかけ。
〇大森彌氏など辛口の講師を呼んで、議員の意識改革を進めた。議会制民主主義の本家イギリスで1週間みっちり勉強もした。
〇議長が改革に関して一定の方向性を示すことが大事。
●議会基本条例を制定して終わりではなく、条例を改革の原動力にする。
●議場は二元代表制に対応した対面式に。
●全員参加の予算・決算常任委員会を設置して、継続的に審議し、決算結果を予算に活かせるようにした。
●年4回の会期を長くとって、年2回とした。会期日数は100日程度から200日以上になった。委員会開催も2倍以上に。
議会を開会する招集権は首長にある。さらに会期をなくして通年議会にすれば、いつでも議長権限で本会議を開ける。そうすれば、請負契約や地方税法改正のときにもタイムリーに審議が可能。専決処分をなくせる。
●審議を深めるため、外部の参考人招致はあたり前になった。
●以前は会期が短くて開けなかった公聴会もすでに2回開催。58年ぶりの予算修正に結びついた。
●16本の議員提案条例を制定した。
●議会役員選出協議の場も一般公開。本来は4年であるべき議長の在任期間の申し合わせを1年から2年に延ばした。
●議長選挙前の所信表明時に「議長マニフェスト」を発表しようとしたが周囲に止められた。当選後に改めて発表して、「議長改革試案」とした。
●政務調査費の領収書は図書館でだれでも見られる。
●特別委員会は参加したい人で構成。現場主義、一年で成果品を出すようにした。
●議会の政策資料を委員会審議前にHP上で事前公表。傍聴者のみでなく、web上で情報共有して議論を喚起する。
●議会傍聴には記名などの手続きは不要。写真、録音もだれでもOKだ。
●議会用語を市民向けに改善。
●議会事務局にインターンとして、公共政策大学院の院生に入ってもらった。これまで議会事務局人事は首長部局に握られていたが、議長による議会事務局職員の政治任用につなげたい。
●議会基本条例に会派の位置づけをした。三重県では2人から会派として認め、議会運営委員会ではじめから議論に加わってもらう。無会派でもオブザーバー発言OK。全員参加が基本だ。
●地方自治法で議員の身分と責務を明確にすべき。その上で議会基本条例に議員像を絞り込むべき。
●議員の日当を制限。一人120万円の海外視察を取りやめ、6千万円を削減した。
●首長と同じ報酬審議会で議会議員の報酬を議論すべきではない。議会独自で外部メンバーからなる報酬審議機関を持つべきだが、現時点では報酬審議会で議員の現状を説明している。
●議会基本条例の作成過程がオープンでないものは本物ではない。議論に市民参加がなければダメだ。
●市民向けの議会報告会を開けば、議員自身も変わるし、市民も変わる。
●議会基本条例には「公開の原則」を書き込んでしまうことだ。そうすれば、何事も公開が当然になる。
●議会基本条例12条~14条には付属機関(恒常的なもの)、調査機関(適時、専門的)検討会(議員が議論する場)を位置づけた。市民参加の制度設計が必要だ。
いつもは市民や行政職員の参加が相当数ありますが、今回は議会改革がテーマだけあって、議員(それも市町村議会議員)の参加がとても目立ちました。
自治ネットでは毎年、魅力的な講師を囲んで、公開講座を開いています。
2009年8月 「まちづくりの原点」と題して高浜市長 森貞述さんが講演http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2009/08/post-a15c.html
2008年8月 「市民自治…我々はどう考え どう行動するか」前我孫子市長 福嶋浩彦さんが講演http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2008/08/post_0243.html
2007年8月 「議会を変える!」四日市大学 岩崎恭典教授の講演http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2007/08/post_f1ec.html
2007年2月 栗山町議会議長 橋場利勝さんが名古屋に来た。コメンテーターは四日市大学総合政策学部教授 岩崎恭典さんhttp://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2007/02/post_c140.html
2006年2月 希望社社長 桑原耕司さんの講演会http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2006/02/post_3961.html
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神谷明彦のホームページの中の下記のコラムを更新しました。
「上水道の水源を木曽川に」のコラム
・・・きれいでおいしい木曽川の飲料水を取り戻したいと思います。
「町運行バス”う・ら・ら”」のコラム
・・・”う・ら・ら”の誕生から現状まで時系列で見守ってきました。
「里山を守れ」のコラム
・・・東浦の里山を守るための取り組みです。
「厄松池のホテイアオイ」議会レポート抜粋
・・・ゴミだらけの池に水辺の環境を取り戻す活動です。
「私の年賀状コレクション」
・・・旅先で撮った写真などを翌年の年賀状の題材にしています。いまだに35mmカラーネガフィルム使っています。
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昨年11月末だったか、映画館で「沈まぬ太陽」を見た。ちょうど、日本航空の経営危機が騒がれている中での封切だ。
自分のやりたいことを実現するためにトップを目指す男。かたや、たとえ会社から冷遇され家族まで苦労しても自分の信念を曲げない男。
トップを目指す男は順調にエリートコースを歩む。信念を曲げない男は経営陣からにらまれて、海外の小さな支店をたらいまわしにされる。
トップを目指す男は、そのうちトップになることが目的化して手段を選ばなくなる。果たしてどちらが本当に自由でいられるか。
いったん捨てた信念をトップになってから取り戻せるだろうか?とても疑問だ。周囲も信念の人とは見てくれないだろう。同じトップになるにしても、やはりその成り立ちがとても大事だと思う。
ところで、映画を見ていて1つ残念だったのが、特撮(いまどき特撮とはいえないシーンだが)のまずさだ。飛行機の離陸シーンが何度も出てきたが、まるでスカイホーク1号だった。せっかくの豪華キャストなのに興ざめだ。実写やCGは使えないのか?それが出来ないのならまだ音だけにしたほうがましだと思う。
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遅ればせながら、平成21年12月定例議会報告を神谷明彦のホームページにアップしました。http://homepage3.nifty.com/kamiya-a/rep220121s.html
議会報告目次
平成21年12月定例議会報告
一般質問
①合併処理浄化槽設置補助金を考えるに目の行き届く小中学校教育を
②これからの自然環境保護の方向性を問うと地域自治のあり方
③審議会等の情報開示の充実を運動で究極のごみ減量を
議案審議
地方議員年金問題
町運行バス「う・ら・ら」の新路線の利用状況
自然環境学習の森を住民ボランティアで保全・育成
ため池について小学校で授業&厄松池の掃除
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(仮称)自然環境学習の森での県の整備工事について、行政と保全活動をしているメンバーが、現地で位置確認及び意見交換をしました。
管理用通路兼観察路のおよその位置を決めて図面を作れるようにします。県は治山事業としてなるべくたくさん木を植えたいそうですが、ここは元々水田のあったところです。湿地性の木しか育たないでしょう。植樹した周辺はしばらく県が草刈り等の手入れをしてくれるそうですが、植樹や通路は不自然な要素になるし、将来の水田や水辺つくりの作業の妨げにもなります。なるべく谷の東端近くに、また木道なども必要最低限にするように要望しました。
谷の西側の竹林では竹の伐採作業が一段落しています。県は除伐しながらコナラなどを植林して時間をかけて造林していく考えですが、除伐では埒があきません。日当たりの良くなった竹林は春にはかえって勢いを増してくるでしょう。本当に竹を駆除するなら、皆伐すべきだと思います。一部植林が始まっているところもありますが、蜜植し過ぎでもったいない感じです。苗の一部を他に回せばもっと広い面積をカバーできるはずです。
ついでに、谷の奥で進んでいる農免道路の拡幅工事現場を見に行きました。斜面の木が伐採され法面の造成工事をしているところです。西側斜面からの湧水が湿地に滲出しやすいように法面の基礎部分に砕石を入れています。土の法面が完成したら在来種の草の種を吹き付けるそうです。すでに手をつけてしまったのですから、あとは、早く土手の植生が回復するように、湿地への影響が極力ないように祈るばかりです。
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とくに、滋賀県湖南市では、統合型マネジメントシステム(事業進捗管理+行政評価+業務手順書)について説明を受けました。これは、以前からISOで取り組んできた事業進捗管理と業務手順書のしくみに行政評価を加えたものです。
湖南市の行政評価は後発ですが、形骸化しないための工夫と、外部評価として事業仕分けを取り入れた点が参考になると思います。以下は、湖南市の統合型マネジメントシステムについてのレポートです。
2月4日 10:00~12:00 湖南市役所
滋賀県湖南市 |
人口5.6万人(第1次産業1.5%、第2次45%、第3次51%) 面積70㎢ 高齢化率15.4% (H16年に甲西町と石部町が合併して湖南市に。東海道の51番目の宿場。JR草津線沿いにあり、山林田畑に囲まれながら、住宅地や工業団地が立地。) H20決算 一般会計175億円 特別会計113億円(国保、診療所、老保、下水、介護保険、後期高齢者など) 企業会計24億円(訪問看護、上水道) 経常収支比率96%、財政力指数0.998、地方債残高195億円、財調基金4.5億円 |
岡田茂一郎 総務部部長 森村政生 総務課行政改革推進室 主幹 高杉昌喜 総務課行政改革推進室 主事 谷口繁弥 議会事務局 局長 が対応。
<統合型マネジメントシステムと事業仕分け>
2003(平成15)年に36歳で滋賀県の行革担当職員から甲西町長になった谷畑英吾市長のもと、一貫して行革を担当してきた森村主幹は愛知県の協働事業模擬仕分けワークショップの講師も務め、関西ではその道の有名人。現在、本も執筆中。2時間にわたって、湖南市での取り組みをうかがった後、質問、意見交換させていただいた。
湖南市では、平成元年度に17億円あった法人市民税収が、21年度には4億円あまりに落ち込んだ。大きな変化についていける経営改革と意識改革が求められている。
1.統合型マネジメントシステム導入の経緯
平成14年に甲西町でISO9001登録、17年に湖南市において更新したが、維持費が年間2~300万円かかる上に認証が目的化、資料作りも負担になった。ISOをやめる代わりに行政評価を導入したとも言える。
統合型マネジメントシステムとは、ISOで培ったPDCAサイクルによる品質管理と事業進捗管理に、行政評価(事務事業評価)システムを加えたもの。計画と予算作成中心の行政過程に評価と改善の視点を入れ、評価結果を活用できるようにした。試行期間終了時には全職員を対象に2日間の研修(講師:関西学院大学稲沢克裕教授)を行った。
2.導入の目的と効果
・わかりやすい市政の実現(説明責任の向上、市民の理解と信頼、協働のまちづくり)
・自治体経営の質の向上(行政サービスの成果をチェックし、経営資源を適正に配分)
・職員の意識改革(コスト意識、マネジメント意識の醸成、政策形成能力、改善力の向上)
3.統合型マネジメントシステム導入スケジュール
・平成20年4月~平成21年3月 試行的導入
・平成21年4月~ 本格導入
4.統合型マネジメントシステムの内容
(1)事業進捗監理
主要な事業計画の達成状況や今後の改善方法などを検証し、公表する。
(2)行政評価
政策・施策目的を達成する手段である個々の事務事業について、妥当性、有効性、成果などをわかりやすく示し、執行方法の改善や職員の意識改革に活用、拡充・縮小・廃止など今後の方向性を検討する。
(3)業務手順書
サービス提供にかかわる業務手順を市民に公開、行政内部や市民意見に基づく継続的な改善を図る。
主要事業の進捗管理
・20年度当初予算で公表した主要50事業のうち44事業を対象。
・選定の視点は、政策的新規事業、予算規模の大きな事業、市民の福祉への影響が大きい事業、市民の関心が大きい事業など。
・四半期ごとに、進捗管理シートにより計画、進捗状況、達成度、課題と対応を報告。
・市長のヒアリングを実施し、達成度の低い事業の問題点、課題と対応策を協議。四半期ごとに改善状況の検証を繰り返すことにより、確実な年度内完了に結びつける。
・進捗状況を総合計画の「6つの目標」ごとに整理してホームページに公表。
事務事業評価
・20年度は、各担当1事業を自主的に抽出させ計83事業を評価。
・21年度は、市が単独で支出している補助金に限定し、97事業について事務事業評価シートを作成した。
●評価項目
・現状把握として、「対象、意図・目的、手段、活動指標(数値)、予算・決算」を記載。
・実績として、「成果指標(数値)」を記載。
・事業の環境変化、市民からの意見等を把握するため、「きっかけ、状況、関係者意見」を記載。
・「妥当性、有効性、効率性」を4段階で事後評価。
・改善提案と今後の具体的な方向性を記載
・「1次評価(所管)、2次評価(部長・次長)、外部評価」の3段階を記載
●評価方法
・各所管課のグループリーダーが主となって作成した事務事業評価シートを、課長が中心となって課内で1次評価(7月頃)。
・ここで外部評価が必要なものを抽出し、滋賀大学の協力のもと、市民や有識者からなる外部評価委員会で外部評価(8月頃)を実施。(20年度は外部評価を受けるものを各課1事業、計31事業を抽出し、「事業仕分け・地域事業組成」を行った。) ⇒「事業仕分け・地域事業組成」参照
・1次評価、外部評価、部長・次長による2次評価(10月頃)終了後に、市長によるヒアリング(11月頃)を実施し、市としての今後の方針を決定、翌年度予算への反映を速やかに行う。
・ホームページ等で、評価結果と方向性を一覧表に加工して公表。
●市民満足度を測定し、改善方針について市民の意見を得る(ISOで使用した測定方法を利用)
・広報誌の「市長への手紙」
・アンケート調査
・区長会や自治会の代表者からの意見・要望
・住民総合相談窓口での相談
・市長が市民と接したときの情報
・窓口事務からに情報
・出前講座等で出た意見
・Eメールによる意見・要望
業務手順書
以前からISO9001の中で「業務手順書」を作成していたが、内部管理用だった。統合型経営マネジメントシステムの中では、業務の手順をフロー図で表記し市民にわかりやすく公開。行政事務を行ううえで統一的な事務の流れとする。市民の監視という緊張感の中で、市民サービスの向上、さらにわかりやすい手順書へと改善していく。
5.事業仕分け・地域事業組成
滋賀県は事業仕分けが盛んで、平成17年から4年連続で事業仕分けを実施している高島市をはじめとして、湖南市でも19年、20年と実施してきた。特に、20年は事務事業評価の外部評価として事業仕分けを行った。
(1)湖南市で実施する「事業仕分け・地域事業組成」とは
「事業仕分け」は構想日本が平成14年から実施しているもので、国や自治体が行っている事業を、一般公開の下で、外部の目から見直し、その必要性を区分したうえで、必要事業についてはどの主体がするべきか(官か民か、国か地方か)を考え、最終的に「不要」、「民間化」、「国で実施」、「都道府県で実施」、「市町村で実施」等に仕分ける作業。
「事業仕分け・地域事業組成」は構想日本と連携をとりながら、滋賀大学地域連携センターが研究・実践しているもので、従来の事業仕分けに加え、「市町村で実施」「民間化」に仕分けられた事業について、さらに民間委託や民営化をどのような方策で実施するか、地域事業化の手法と実施主体を方向づけるもの。http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/jrc/HP-NEW/jigyosien.html
(2)20年度 事業仕分け・地域事業組成の実施と結果
対象事業:事務事業評価の中から各課1事業ずつ抽出、計31事業
作業体制:〔外部委員2名、市民委員2名、コーディネーター1名、記録等事務1名、事業説明員(担当課長1名+担当者1~2名)〕 ×4班 ×45分 ×8事業
事前説明:前年の反省として、約2週間前に市民委員に対して質疑を深めるための説明会を開催
成果:20年度は廃止・縮小ありきで行っていないので、予算削減効果は小さいが事業の統合・連携により効率的な予算とすることができた。職員のが、事業の目的・手段・対象者・効果などについて改めて気付き、考えるとともに、説明責任が芽生えた。
6.湖南市の行政評価の特徴
・事務事業評価の対象事業の絞込み・・・20年度は、各担当1事業を自主的に抽出させ、計83事業。21年度は、市単独の補助金に限定し、97事業。(2000~3000の膨大な事務事業をリストアップするのに1年かかる。予算と関連していないものもある。)
・事務事業評価シートの作り方・・・目的・対象・手段・成果・評価理由などの明確化を求めるとともに、評価視点のチェックリストを作り、文章力やあいまい表現でごまかせないよう工夫した。
・担当者や部課長名を事務事業評価シートに記載、書いた人が責任意識を持つようにした。
・補助金の評価は不要なものの廃止・削減を目的にした。余剰金の返還も求めた。
・事務事業評価の外部評価として、事業仕分けを活用した。
・滋賀大学と地域連携に関する包括協定を結び、知的資源を活用。
・事務事業評価を導入する前のステップとして、19年、20年と続けて事業仕分けを実施・・・市民の見ている場で、自分たちの事務事業をいかに説明し、理解してもらえるか苦慮する経験が役に立った。負担ばかり感じるシステムではなく、自ら業務を見つめなおし、場合によっては縮小・廃止も恐れず、事業を改善する意識を持てるシステムにしたい。
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1月の初旬に兵庫県加西市へ視察に行きました。経営コンサルタントのキャリアをもつ市長が米国サンデースプリングス市をモデルにPublic Private Partnership(公民連携)を進めているところです。
水道事業の民営化スキームも考えているのだそうです。水道事業の民営化については日本で(たぶん)唯一実施直前までいったが実施できなかったまちがあると聞きました。
香川県善通寺市です。ホームページには検討成果がアップされています。
「善通寺市水道事業民営化の可能性調査報告」をダウンロード
「水道事業民営化可能性調査報告(ダイジェスト版)」をダウンロード
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”Avatar”と”Surrogates”。最近、同名の映画が封切られました。両方ともvirtualな語感があります。
avatarはサンスクリット語の「神の化身」「権化」の意味。転じて、コンピュータネットワーク上で自分の分身として表示されるものを指します。
surrogateは「代理人」「代理母」の意味です。
映画「アバター」のテーマはエコロジー。人類が、地球から遠く離れた惑星の地下資源を採掘するために、惑星のエコシステムと共生している原住民と衝突するストーリーが展開します。近未来を想定したSF映画の中で、資源争奪、環境破壊、生態系との共生など、今日的課題を扱っています。
人間の脳と原住民のDNAから作った自分の分身をリンクさせるテクノロジーや惑星間飛行をするテクノロジーが発達している割に、銃やミサイル、ヘリコプターなどの兵器がとても現代的というか古典的です。
我々の地球でも、生態系はお互い密接に影響しあっているのですが、この惑星のエコシステムはすごい。原住民とか猛獣とか植物が互いに「生体コネクター」を通じて直接情報を交換し合っています。
そんな彼方の惑星のようすを3DのCG映像で巧みに表現しています。空中に浮かぶ岩山などは3D映像にうってつけです。ジェームズ・キャメロン監督によれば、これから映画は3Dが標準になっていくといいます。私は未来のことはわかりませんが、昨今の映画では、CGを使ってありえない景色も現実のように表現するのがいつのまにか標準になっています。
映画「サロゲート」のほうは、まだ封切から時間が経っていないので、細かいことを書くのは控えますが、こちらは地球上で遠くない将来に起こりうる状況がテーマです。現実に我々は社会生活のかなりの部分を機械に代行してもらっています。
でも、あそこまで頼ったら、生身の人間の体はもっと鈍って寝たきり状態。体力も知力も、そして寿命も極端に衰えるような気がします。
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