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2010/02/13

公開講座「三重県議会の議会改革」に参加して

はじめに講師の三重県議会議長 三谷哲央さんから30分程度お話をいただき、そのあと1時間半程度、三谷さんを囲んで議会改革について参加者とフリーディスカッションをしました。

以下、三重県議会の議会改革の特徴と成果、三谷議長の議会改革への想いを箇条書きにしました。

〇北川知事のPDS方式政策推進システムや行政評価などが回り始めて、議会の存在意義が問われるようになったのが、議会改革のきっかけ。
〇大森彌氏など辛口の講師を呼んで、議員の意識改革を進めた。議会制民主主義の本家イギリスで1週間みっちり勉強もした。
〇議長が改革に関して一定の方向性を示すことが大事。

●議会基本条例を制定して終わりではなく、条例を改革の原動力にする。
●議場は二元代表制に対応した対面式に。
●全員参加の予算・決算常任委員会を設置して、継続的に審議し、決算結果を予算に活かせるようにした。
●年4回の会期を長くとって、年2回とした。会期日数は100日程度から200日以上になった。委員会開催も2倍以上に。
議会を開会する招集権は首長にある。さらに会期をなくして通年議会にすれば、いつでも議長権限で本会議を開ける。そうすれば、請負契約や地方税法改正のときにもタイムリーに審議が可能。専決処分をなくせる。
●審議を深めるため、外部の参考人招致はあたり前になった。
●以前は会期が短くて開けなかった公聴会もすでに2回開催。58年ぶりの予算修正に結びついた。
●16本の議員提案条例を制定した。
●議会役員選出協議の場も一般公開。本来は4年であるべき議長の在任期間の申し合わせを1年から2年に延ばした。
●議長選挙前の所信表明時に「議長マニフェスト」を発表しようとしたが周囲に止められた。当選後に改めて発表して、「議長改革試案」とした。
●政務調査費の領収書は図書館でだれでも見られる。
●特別委員会は参加したい人で構成。現場主義、一年で成果品を出すようにした。
●議会の政策資料を委員会審議前にHP上で事前公表。傍聴者のみでなく、web上で情報共有して議論を喚起する。
●議会傍聴には記名などの手続きは不要。写真、録音もだれでもOKだ。
●議会用語を市民向けに改善。
●議会事務局にインターンとして、公共政策大学院の院生に入ってもらった。これまで議会事務局人事は首長部局に握られていたが、議長による議会事務局職員の政治任用につなげたい。
●議会基本条例に会派の位置づけをした。三重県では2人から会派として認め、議会運営委員会ではじめから議論に加わってもらう。無会派でもオブザーバー発言OK。全員参加が基本だ。
●地方自治法で議員の身分と責務を明確にすべき。その上で議会基本条例に議員像を絞り込むべき。
●議員の日当を制限。一人120万円の海外視察を取りやめ、6千万円を削減した。
●首長と同じ報酬審議会で議会議員の報酬を議論すべきではない。議会独自で外部メンバーからなる報酬審議機関を持つべきだが、現時点では報酬審議会で議員の現状を説明している。
●議会基本条例の作成過程がオープンでないものは本物ではない。議論に市民参加がなければダメだ。
●市民向けの議会報告会を開けば、議員自身も変わるし、市民も変わる。
●議会基本条例には「公開の原則」を書き込んでしまうことだ。そうすれば、何事も公開が当然になる。
●議会基本条例12条~14条には付属機関(恒常的なもの)、調査機関(適時、専門的)検討会(議員が議論する場)を位置づけた。市民参加の制度設計が必要だ。

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いつもは市民や行政職員の参加が相当数ありますが、今回は議会改革がテーマだけあって、議員(それも市町村議会議員)の参加がとても目立ちました。

自治ネットでは毎年、魅力的な講師を囲んで、公開講座を開いています。
 2009年8月 「まちづくりの原点」と題して高浜市長 森貞述さんが講演http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2009/08/post-a15c.html
 2008年8月 「市民自治…我々はどう考え どう行動するか」前我孫子市長 福嶋浩彦さんが講演http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2008/08/post_0243.html
 2007年8月 「議会を変える!」四日市大学 岩崎恭典教授の講演http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2007/08/post_f1ec.html
 2007年2月 栗山町議会議長 橋場利勝さんが名古屋に来た。コメンテーターは四日市大学総合政策学部教授 岩崎恭典さんhttp://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2007/02/post_c140.html
 2006年2月 希望社社長 桑原耕司さんの講演会http://kamiya-a.cocolog-nifty.com/turezure/2006/02/post_3961.html

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