里なび研修会in愛知
半田市の日本福祉大学で「里なび研修会in愛知」があった。環境省主催で、昨年末から全国10ヶ所で開かれてきたシンポジウムで、明日の宇都宮が締めくくりになる。
午前中は、知多自然観察会の活動、武豊町の壱町田湿地の保全活動、美浜町布土地区の里山保全活動などの事例紹介があった。
知多半島で絶滅したとされていたキツネが近年半島各地で相次いで目撃されるようになったが、里山を伝って動物たちの移動が可能となるような生態系のネットワークの形成が重要になる。そのためには地域住民の理解と協力が必要だ。
最近、「里山」という言葉が頻繁に使われるようになってきた。関心が広まったこと自体はもちろん喜ばしいことだが、一過性のブームやエコロジーに便乗した商売であってはならないと思う。特に今年、名古屋で「COP10 CBD(生物多様性条約第10回締約国会議)」が開かれることになっているが、何かにつけて「COP10だから・・・」里山を守ろうとか、環境にやさしい行動をとろうとかいう言い方には違和感を感じてしまう。
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