街が霞んでいる
朝起きたら街が煙っていました。霧かと思いましたが、どうも黄砂のようです。
以下、黄砂について、Wikipediaから抜粋。
黄砂の主な発生地としては、西からタクラマカン砂漠(中国西部)、ゴビ砂漠(中国北部・モンゴル南部)、黄土高原(中国中央部)などが挙げられる。
長年にわたり現在の中国北西部の砂漠地帯から風に巻き上げられた砂塵が海抜1000~2000mの黄河流域に降り積もってできたのが黄土高原だ。黄土高原上の黄土は厚さ50mから80mに達し、最も厚い部分では200mにもなる。
現在森林がまばらな黄土地帯も、古代中国の殷王朝時代には広く森林に覆われていたという。森林の後退は、気候の変化によるもののほか木材や燃料確保のための樹木の乱伐、過剰な農耕や放牧のために進行した。
春になると、中国の乾燥地帯では、表土を覆った積雪が融け、高気圧の勢力が弱まる代わりに偏西風が強まり、低気圧が発達しながら通過するなどして風が強い日が増えるため、黄砂の発生が増えると考えられている。春の中盤に入り暖かくなってくると植物が増え、夏になると雨も多くなるため、土壌が地面に固定されるようになって次第に黄砂の量は減り、秋に最少となる。
上空に舞い上がった黄砂は、上空を運ばれるうちに粒の大きな砂から落下していく。北京では粒子の直径がおよそ4~20μm、発生後3~4日経って到達する日本では4μm前後という調査結果がある。通常の黄砂の場合、舞い上げられた砂塵の3割が発生地に、2割が発生地の周辺地域に、5割が日韓や太平洋などの遠方に運ばれて落下・沈着すると言われている。
黄砂の年間発生量は年間2億~3億tで、降下量は日本で1年間に1km2あたり1~5t、北京で1ヵ月間に1km2あたり15t程度と推定されている。
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