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2010/04/11

地区のコミュニティ総会で来賓祝辞

皆さんの前でこうしてお話させていただく機会はめったにありませんので、日ごろ自分が感じていることを(受け売りも交えて)お話しさせていただきました。

千葉県松戸市というところで、1969年(昭和44年)に市長になった人がいます。その名を松本清といいます。あのドラッグストア最大手、マツモトキヨシの創業者です。松本さんは市長になってすぐに「すぐやる課」という部署を作りました。ドブそうじから、蜂の巣取りまで、痒いところに手の届くサービスを、なんでもすぐやるがモットーで、その後これが全国に広まります。
当時の日本は高度成長期で、税収も右肩上がりで増える時代でした。あれも、これもと行政の仕事が肥大しても、将来の税収増でカバーすることができました。

しかし、それから40年。時代は変わりました。あれもこれもから、あれかこれかを選択しなければならない時代になりました。行政が引き受けていた仕事の中でも、住民のみなさんの身近にあって、地域でやったほうが効果的なことは、地域にお返ししようという流れがでてきました。本来誰かがやらなければならないことを、みなさんが税金などを通じてお金をはらって、行政に代行させてきた仕事があるわけですから、お金を払う代わりに地域で自分たちでやることは、当然あって良い選択肢であります。
昨今、「地方分権」とか、「地域主権」とか、言われるようになりました。地方でできることは地方で、地域でできることは地域で、コミュニティでできることはコミュニティで。地域で、自分たちで、考え、判断して、工夫して、地域に必要なことはできないか模索する時代になったのではないかと思います。
よく例に出されるのは、防犯防災に関わる活動、一人暮らしのお年寄りを見守る活動などです。ゴミの分別や学校行事のお手伝いなども実際に地域で行われている活動です。

さて、昨年10~12月にかけて各地区公民館で町コミュニティ課主催の地域コミュニティセミナーが開かれました。住民主体のまちづくりに向け、地域コミュニティのあり方を考え直すきっかけにしようという試みだと思います。(生路地区でも約30人のみなさんが参加されました。ちなみに私も参加しました。)
まず、講師の先生から、全国のユニークな事例の紹介があり、その上で、地区でコミュニティバスを運営するとしたら、どんなコースで、どんな運行形態で、どんな資金繰りにすればよいか、4グループに分かれて模擬ワークショップを行いました。コース設定に加え、沿線のスーパー、医療機関などから協賛金を募る、地区住民に月500円の家族無料パスを買ってもらって地域でコミュニティバスを支えるなどの名案?珍案?も出てきて、全体発表会は大いに盛り上がりました。

これからさらに、単発の啓発セミナーに終わらず、実際に地域の課題を明らかにして、それを解決していく継続的な体験が必要なのではと思います。
そして、どうせやるんなら楽しく、やりがいのある活動に結び付けて行きたいものです。
やりがいというのは、決まったことをやらされるのではなく、自分たちで工夫をして、それで何かの達成感、成功体験を得ることです。
是非、生路コミュニティも新鮮な気持ちで、その時々のニーズにあった活動をして行っていただきたいと思います。

少し長くなりましたが、コミュニティの未来への期待を込めて、祝辞とさせていただきます。

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