PTA本を3冊買って読みました。
自分がかつてお世話になった中学校のPTA会長を務めることになりました。
PTAとの関わりはこれが初めてではありません。しかし、PTAの役割は?となると・・・(保護者と教員がともに学びあい、子どもたちの学校教育・家庭教育に役立てる。学校~地域における子どもたちの教育環境・生活環境を整える。会員相互の親睦を深める。etc.みたいなことかなあ?)・・・心もとないのです。
町内外の教育関係の行事に動員がかかって(中には為になる講演会などもあったりしますが)結構負担感があったり、総会が形骸化していたり、活動がマンネリ化しがちだったり、と言う指摘は以前からあるのですが、役員はコロコロ変わっていくので、変革は非常に困難です。本当にみんなの役に立つPTA活動はどうあるべきなのでしょう?
各学校のPTAの上部組織に当たるPTA連合会にいたっては、役員にでもならなけりゃ何をやっているのかよくわかりません。各学校PTAの上には、町PTA連絡協議会があって、その上に知多東P連、知多P連、尾張P連、県P連・・・なんと、県まで行くだけで6階層もあります。そして、この時期それぞれに総会があって、ほとんど拍手をするためだけに出ていくことになります。本当に必要な機能を果たしているのだろうかと、内情を知らない自分としては疑いたくなります。といったら言い過ぎでしょうか?
そんな疑問をもっていたら、ある時ふと「日経ビジネスONLINE」の記事http://business.nikkeibp.co.jp/bns/bnsearch.jspが目にとまりました。さっそく、書籍のネット販売のサイトで「PTA本」を検索。買って読んでみたのが以下の3冊です。
レモンさんのPTA爆談(山本シュウ)
サブイ運動会を盛り上げなアカン。と立ち上がったラジオDJのシュウ会長。学校にビタミンを注入しようとレモンのカブリ物を被って登場。熱いハートで訴える。
子どもたちの未来のために自分たちは何をできるか考える。そのひとつがParent Teacher Area Association。PTA+地域なのだ。テンポが良くて元気の出る本。
レモン会長の素直な感覚と、濃いキャラ、DJとしての職業スキル、それと5年もの長い任期がポイントかな。
PTA再活用論-悩ましき現実を超えて(川端裕人)
PTAとはそもそも何か。任意加入の団体のはずなのに、いつの間にか全員加入させられている不思議。役職持ち回りで責任の所在が不明なPTA連合会。杉並区立和田中の藤原校長がやろうとしたこと。PTAのあるべき姿と方向性。日本社会に特有の「みんな一緒」の同調圧力が本来自由なはずのところに重苦しい義務感を生んでいると言うのは頷ける。
トップコンサルタントがPTA会長をやってみた・発想力の共育法(三谷宏治)
著者の教育論だ。題名は「PTA」だが、PTAについてはほとんど触れられていない。教育論としては面白いと思う。
| 固定リンク
コメント