夏休みに屋久島に行ってきました
8月に屋久島に行きました。以前から行きたかったのですが、なかなか機会がなくて・・・。でも、鹿児島から飛行機や高速船が結構頻繁に出ていて、意外と便利なんです。
セントレアから鹿児島空港へ。乗り継ぎにちょっと時間があったので、空港のすぐ近くのチェコ村へ。チェコビールも飲みたいところだけど、きょうはレンタカーを運転するのでパス。以前、鹿児島に来たときも買った木製のおもちゃを再度購入。前回のクマくん、ネズミさんに加えて、今度はカエルくんが仲間入り。

小さな飛行機で屋久島に向かう。プロペラだが、ターボプロップのDHC8-Q400。途中、いくつか島が見える。屋久島が見えてくるとまもなく着陸、小さな船着場かローカル線の駅のような空港だ。所要時間は約30分。

さっそくレンタカーを借りて、島をドライブ。ガソリンスタンドはどこにあるのだろうかと思ったら、空港のすぐ近くにあった。そこで満タン証明をもらって車を返却するのだそうだ。
反時計回りで島を一周してみることに。ラーメン屋は時々あるが食堂やコンビにはなかなか見つからない。宮之浦の集落にある民宿の食堂でお昼を食べる。店内に入ってみると中は広くて大賑わい。首折れサバやトビウオのお造りが新鮮でおいしい。定食は1,700円とちょっと高めだけど、こんなサバは今まで食べたことない。





さすが海の色が違う。この辺りはウミガメの産卵地もあって、永田浜では夜は立ち入り禁止。屋久島では山がいきなり海に落ち込んで、大きな入り江もないので、すぐ深くなりそうなところが多い。
家もなくなりだんだんさびしくなって、西部林道に入る。ここは舗装はしてあるけど、道幅は狭くてすれ違いに注意。となりの口永良部島が見える。ヤクシカやヤクザルが道端にいっぱいいる。


西部林道を抜けると島の南側へ出る。さらに島の東側へ来ると種子島(右下の写真をクリック)が見えてくる。屋久島のすぐ東隣にある島だが、険しい屋久島とは対照的で平べったい島だ。

屋久島の夜明け。夜が明けてしばらくすると山の上のほうは雲に包まれてくる。

きょうは、弁当を持って屋久杉ランドへ向かう。海から安房川に沿って山奥に入る。標高1,000m近くまで来るとさすがに風が涼しい。
車道脇に推定樹齢3000年の「紀元杉」がある。周囲8メートルのしわだらけの幹には苔や宿木がいっぱい付いている。
屋久島は雨が多くて水が豊富だ。道路沿いの裸地には杉の新芽がビッシリ生えていた。



屋久杉ランドの入口に車を置いて遊歩道を歩く。ここはいろんなコースがあって奥まで行けば結構な距離になる。屋久島では樹齢1000年以上経ったものを屋久杉と呼び1000年未満のものは小杉と呼ぶのだそうだ。
ここでは、特徴のある形をした屋久杉をたくさん見ることができる。形の良い杉は昔に切られてしまって、おそらく形の悪いものが屋久杉として残ったのだろう。苔むした切り株や倒木の上に杉の種子が落ちそれが長い歳月を経てまた巨木になる。ここには壮大な循環がある。







植林したわけでもないのに、杉が直列して並んでいるのは、不思議な光景。朽ちた倒木をむくろにして実生の杉が成長したためと考えられる。
屋久杉自然館では、風で折れた縄文杉の枝がなどが展示されていて、結構見ごたえがある。左下は紀元杉の見取り図。宿り木も正確に描かれている(クリックで拡大)。右下の映像は昔トロッコの線路を使って木を切り出していたときの様子。下りはブレーキつきのローラーコースターだったようだ。


次の日は、白谷雲水峡へ。道路はよく整備されていて、山の斜面をどんどん上がっていくと、途中、眼下に海が広がる。

白谷雲水峡は、「もののけ姫」の森のモデルになったとも言われるところだ。苔むす渓谷沿いに屋久杉や栂や樅の巨木が点在している。我々は運良くほとんど雨に降られることはなかったけれど、途中すれ違った人たちから聞いた話しでは、1時間ほど前までは土砂降りだったそうだ。さすが、月に35日雨が降るという屋久島だけのことはある。







奥まで行くと、木も石も苔むして緑一色の静かな場所に着く。ここで写真を撮ると「木霊(こだま)」が写ることがあるそうだ。まるで心霊写真のようだが、おそらく空気中の細かい水滴の影響ではないかと思う。上左のコダマは、たまたまそこにいたグループのガイドさんのユーモア。


宮之浦川で川遊び。河口から程近いところなのだが、山から流れ出た清流で澄みきっている。



森を上から目線で観察できるキャノピーウォークとターザンロープを体験してみた。



引き潮のときだけ入れる平内海中温泉。地元の人たちと観光客のコミュニケーションの場だ。お湯はぬるめでのんびり浸かっていられる。

屋久島には滝がたくさんある。左の写真は有名な千尋の滝。まるでコンクリートで固めたように見える花崗岩の大岩壁が迫力だ。この川にはいくつもの滝がある。一番下流のトローキの滝は、直接海に落ちる全国でも珍しい滝だ。

カメの手(カメの手の形をしたフジツボの仲間)の味噌汁も初めて食べた。食味は貝と変わらない。
最終日は海でのんびり。外洋に囲まれて急に深くなる屋久島では、砂浜のある海水浴場(右下は一湊海水浴場)は限られている。砂は大粒の花崗岩で、岸から離れるとすぐに深くなる。さすがに透明度は高くて、小魚の群れや底を泳ぐ大型の魚までよく見える。水中眼鏡がぜひお薦め。


ハイビスカス、ブーゲンビレア・・・道端で見かけた屋久島の花たち。サトイモのような葉っぱ(現地の人たちは「食わず芋」と言っていたような気がする。)や、ヘゴシダ(ジュラシックパークに出てきそうなでかいヤツもある。)もたくさん見かける。




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