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2011/03/20

2つの意見書案を提案したもののあえなく否決

3月17日の3月定例議会最終日に、以前から訴え続けている上水道の水源問題と、木曽川水系連絡導水路計画について、それぞれ、私と平林由仁議員と齋吉男議員の3人が提案者となり意見書案を出しました。採決の結果は、我々3人と共産党が賛成、自民・公明党が反対、賛成少数(6:10)で否決されました。

上水道については反対理由が不明。道水路については「県も検討中でまだどうなるかわからないから反対」などと言う議員もいました。県が何と言うかではなく、自分の議員としての意見はないのでしょうか。およそ主体性を感じません。

以下、意見書案の全文です。

上水道の水源を長良川河口堰から木曽川にもどすことを求める意見書(案)

知多半島東浦以南に飲料水を供給する知多浄水場の水源は、元々、木曽川中流の兼山取水口で取水された愛知用水の水だった。これが、後に木曽川下流の馬飼大堰に切り替えられ、さらに、長良川河口堰完成後の平成10年には、長良川の河口の水に切り替えられた。それ以来、まずい、臭いという苦情があったにもかかわらず、長良川河口堰の水が供給されている。多くの住民が、早く木曽川の水に戻してほしいと望んでいる。

知多浄水場では、木曽川の水と長良川河口堰の水を両方供給できるようになっている。にもかかわらず、飲料水には長良川河口堰の水、工業用水や農業用水には木曽川の水が依然として供給されている。飲料水には、岐阜市など都市部の廃水が流れ込む長良川河口の水ではなく、よりきれいな木曽川の水を優先して供給するのが当然だ。

木曽川の水は愛知の誇れるもののひとつである。関係各機関に対し、この木曽川の水を再び知多半島全域の人たちが飲めるようにするための必要な措置を取り計らうことを強く要望する。

(提出先) 愛知県知事、国土交通省中部地方整備局長

(提案理由) よりきれいでおいしい水を飲みたいという自然な欲求を満たし、住民満足の向上を図るため。

木曽川水系連絡導水路事業の見直しを求める意見書(案)

木曽川水系連絡導水路事業は、徳山ダムの水を長良川を経て木曽川に導水するもので、新規利水の供給と河川流量の維持が目的とされている。総事業費3,350億円の徳山ダムに加え、さらに890億円(うち愛知県の負担は318億円)もの巨額の国民負担および県民負担が課せられることになる。このような水需要増加を前提とした大型公共事業は、人口減少、財源不足の中で考え直す時期に来ている。

木曽川水系では、水需要は逼迫しておらず、水余りといわれている。河川流量維持の効果についても疑問視されている。徳山ダムの建設のみならず、さらにまた高いコストをかけて導水事業をしなければならない必然性は認められない。工事による環境負荷は言うまでもなく、本来別の川である揖斐川の水を長良川や木曽川に混ぜることによる生態系攪乱は未知数だ。導水路事業に対する見直しの機運は高まっている。

国・県の財政が逼迫している中、事業計画地における生活、自然に与える影響は大きく、必要性や、効果が疑問視されている事業は見直し、その莫大な資金を必要かつ緊急性の高い用途に振り向けるべきだ。住民、納税者として、私たちの国税、県税がより有効に使われることを求める。

よって、国、県に対し、木曽川水系連絡導水路事業を見直すことを求める。

(提出先) 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、国土交通大臣、国土交通省中部地方整備局長、愛知県知事

(提案理由) いったん計画されると止まらない公共事業を見直し、住民の税金をより有効に使うために提案する。

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