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2011/06/03

行って来ました。東京財団特別公開シンポジウム 『地方にこそ可能性がある ~首長と語る地域の現場と求められる人材~』

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先月、東京で、2009年に全国最年少33歳で市長に当選された山中光茂三重県松阪市長をはじめとして、寺谷誠一郎鳥取県智頭町長、芹澤勤長野県小諸市長、森貞述愛知県前高浜市長から、お話しを聞く機会がありました。以下はその抜粋です。

芹澤勤 小諸市長

事業仕分けを行った。
目的は、職員の意識改革とプレゼン能力の向上のためだ。仕分け人に答えるために職員は勉強せざるを得ない。前任者のとおりにやった?一律削減した?では説得力はない。
市民500人の中から仕分け人30人を募集した。住民投票条例は16歳からだから仕分けも16歳以上とした。
気の弱い職員はノイローゼになるは、それでも良い。
しがらみで廃止できない予算にメスを入れられる。

元三重県知事の北川さんが提唱している開票事務の迅速化を行った。
役所の仕事で、大人数が一堂に集まって一緒に作業することは珍しい。目標を掲げて、一団で連携する作業だ。
ある市を参考にして、机の高さを調整、運動靴を着用、いちごパックで色分け、立会人はシャチハタを使った。判定人に弁護士を入れると協議がスムーズになった。

中山光茂 松阪市長

「トップダウン」や「改革」は意味がない。
1000人の職員がいるが、現場の職員の判断ひとつで、市民が幸せを感じ、職員自身も変わっていく。無理に改革、変化をもたらす必要はない。

市民の目的と役割を明確にすること。
ガス抜き答申はしない。市民同士が議論することが大事だ。

市長になってやったことは、
・合併特例債を使って市庁舎建て替える計画を、35億円の耐震工事に変更して、さらに新工法の提案でわずか4億円で済ませることができた(建物の構造を逆手にとったユニークなコスト削減案)。
・補助金を使って風力発電所を建設する計画を、中止した。
・前市長時代に都市計画決定されていた駅西再開発を、白紙撤回した。

説明会方式・・・行政で固めて議会へ、その後、市民に説明する。
シンポジウム方式・・・市民にアバウトに説明する(市民にも決断の責任)。
まとめること、つくることの難しさを市民に感じてもらうことが大切だ。

議会軽視というなら、議会でも意見聴取会を開けばよい。

名古屋市の地域委員会は、地域の代表者を決めて1500万円を丸投げする。それでは地域で議論にならない。

松阪市の市民委員会は、自治会の巻き直しをしない。
43校区で民生委員・PTA・小学生などで構成される住民協議会をつくってもらい、
定額+加算の交付金を自分達の責任で使う仕組み。
地域主体で地域計画をつくり、そして総合計画につなげる。
住民の力を引き出すシステムを設計していきたい。

自分は、18歳から5年間1300万~1500万の収入があった。実は歌舞伎町でナンバー1のキャバクラのスカウトだった。
そのあと医師免許を取って、アフリカで1年間、医療活動をした。目の前に痛みを抱える人がいればやさしくなれるが、目の前にいない人に何ができるかと考えて、政治の道に入った。
選挙のときに40項目のマニフェストをつくったが、マニフェストを実現するのが目的だろうか?自分は守らなくても良いと思う。ただし、現実に何ができるか検証する必要はある。

寺谷誠一郎 智頭町長

議会の現状には困っている。
リタイアした人が地域から「出ろや」と言われて議員になる。まちのあり方など考えてはいない。町長のご機嫌をとって、ドブ板要望を出してくる。
そこで、元栗山町議会事務局長(現東京財団研究員)の中尾さんに辛辣に講演してもらったら、今では、議会報告会、住民懇談会をするようになった。
議会は男社会だ。女性議員2人をつくった。課長職に3人の女性を登用した。女性とものごとをすすめることは大切だ。

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