秋の植樹祭
石浜の「シーダーハウス」(障がい者が働くコーヒーハウス)の南斜面で「森を再生する会」主催の植樹祭が行われて、たくさんの人たちでにぎわいました。大村愛知県知事や吉岡高浜市長も参加して、スコップで穴を掘り、シイ、カシ、ナラ類など約600本を植えました。
※mediasエリアニュース(知多メディアス動画)・・・秋の植樹祭in東浦町のようす
http://www.medias-ch.com/movie_detail.php?page=22
植樹祭を主催するNPO法人「森を再生する会」のホームページを拝見したら、2003年からしっかりとした会報を出していらっしゃいます。内容にも共感するものがあります。
森を再生する会は、奥三河など水源地となるような奥山で、植林したまま放置されている針葉樹の人工林を伐採して、植生の豊かな広葉樹林や混交林をつくる活動をされています。川のため海のため人のために、コンクリートのダムに頼るのではなく、豊な森を造ろうと訴えておられます。
都市部に近い里山でも、開発の波が押し寄せ、残った雑木林も放置され、竹による侵食が進んでいます。東浦のこのあたりもまさにそういった場所です。竹をやっつけて、広葉樹が育つ明るい林にするために、下草刈りなど手入れをする必要があります。
シーダーハウスを運営するサンライズヒルさんは、これまで町内の竹林を伐採して竹炭をつくる活動をされてきました。植樹するだけでなく植えたあとも、ぜひシーダーハウスのみなさんでお守りをしていただきたいと思います。
東浦には、厚みのあるまとまった雑木林は、もうこのソニーと自動織機の工場を取り巻くエリアしか残っていません。ちょうど、ここから見て自動織機の工場の反対側には、自然環境学習の森という、まちと市民の協働で保全・再生活動をしている場所があります。竹炭の会など、いろんな方々がいろんな想いで熱心に活動されていますが、課題は、保全・再生についての一定の知識と、活動の方向性の考え方を共有することにあります。
午後から別の予定が入っていたので中座させていただきましたが、広島大学の中根先生の「森づくりのあり方」についての講演を聴かせていただきました。紀伊半島の集中豪雨で崩れたところは、手入れの行き届いていない針葉樹林だったそうです。その土地に固有の地質と土壌は変えられませんが、森林は人の手で変えることができるとおっしゃっておられました。森を再生する会の皆さんとも交流を持たせてもらいました。
東浦でこのような機会を作っていただき、また、ご招待いただき感謝しています。
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