バスジャック訓練
町運行バス「う・ら・ら」がバスジャックされたことを想定したバスジャック訓練が行われました。運行委託先の大興タクシーと東浦町、そして半田警察署の合同訓練です。民間バス事業者のバスジャック訓練は県内でもすでに行われていますが、コミュニティバスについては珍しいようです。地域公共交通会議の席上、大興タクシーからの提案により今日の訓練が実現しました。
”busjack”と言うのは和製英語で、航空機に限らず乗っ取りはすべて”highjack”と言うのだそうです。バスジャックをあえて英語で言うなら”bus highjacking”と言うべきでしょう。
ウィキペディアで「バスジャック」を調べると、2000年には、17歳の少年が佐賀発福岡行西鉄バスを乗っ取って、乗客が死傷する事件が起きています。それ以降、約10件の「主なバスジャック事件」が起きています。大事には至りませんでしたが、今年3月には、浜松で遠州鉄道の路線バスがバスジャックされています。
これらのバスジャックは、政治テロや金銭目的ではなく、心理状態の異状によるものが大部分のようです。犯人がどんな行動をとるか想定しづらいなか、いざという時のために、現実を念頭に置いた訓練をしておくことは意味のあることだと思います。警察官扮する犯人から「町長出せ!」と怒鳴られたときには、訓練と知りながらもドキッとしました。
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