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2012/02/13

Dogs & Daemon

Dogsanddaemon2002

アメリカ人の英会話講師から、「日本の姿をここまで破壊したのは、アメリカの爆撃ではない。日本人自身だ。」「嘘だと思ったらアレックス・カーの著書を読んでみるといい。」と薦められたのがこれ。

日本語訳のタイトルは『犬と鬼』。日本の古き良き美しさをこよなく愛するアメリカ人が怒りを込めて日本の悲しい現実を訴える。

以下は冒頭の一節より。
(前略)・・・そこに見えてくるものは、ひょっとすれば世界で最も醜いかもしれない国土である。京の名勝や富士山の美しい景色を夢見ている読者には、かなりショッキングなセリフかもしれない。しかし、百聞は一見に如かず、素直になれば見えてくる。たとえば山では、自然林が伐採され建材用の杉植林、川にはダム、丘は切り崩され海岸を埋め立てる土砂に化け、海岸はコンクリートで塗りつぶされる。山村には無用とも思える林道が網の目のように走り、ひなびた孤島は産業廃棄物の墓場と化す。
もちろん、多くの近代国家でも多少似たようなことが言えるかもしれないが、日本で起きている事態は、どう見ても他の国とは比較にならない。ここには信じがたい異質なものが出現している。国は栄えても山河は瀕死の状態だ。・・・(後略)

国旗とか国歌とかそんな形から入るのではなく、日本の自然を愛する、日本の風土・景観を愛する、日本の文化を愛する、そんな愛国心がもっとあってよいと思う。

文庫本でもう少し読みやすい本として『美しき日本の残像』も出版されている。

Utsukushikinihonnozanzou2

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