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2012/04/06

ガレキの広域処理は本当に必要か?

いまガレキを受け入れるかどうかの議論が盛んだ。もっぱら、放射能の危険性についての議論が出ているだけで、瓦礫の広域処理の合理性について本質的な議論がなされていないような気がする。マスコミも受け入れを躊躇する自治体を批判的にとらえるキャンペーンしか行っていないようだ。
広域処理による放射性物質の拡散はもちろん問題だが、私は、放射能問題を避けたいばかりでこんなことを言っているわけではない。

そもそも、なぜガレキを日本全国で処理しなければならないのだろうか。納得のいく説明が欲しいところだ。
まず、広域処理を考えているのは全体の20%以下だそうだ。この搬出が進まないから被災地の復興が進まないというのは理解に苦しむ。復興が進むかどうかのカギは残りの8割にあるのではないだろうか。
それから、現地に処理施設を建設するのと、わざわざ瓦礫を遠方まで搬出するのと、どちらが有利なのだろうか。本当に広域処理に合理性があるのだろうか。被災地に処理施設を造れば、地元にお金が落ちるし雇用も生むことができるだろう。

東日本大震災の瓦礫は、阪神大震災より少し多い約2000万トンと言われている。仮に日量300トン級の処理施設をフル稼働させれば、年間約10万トンを処理できる。これを40施設造れば、約5年で2000万トンを処理できる計算になる。1施設の建設に50億円かかるとすれば、40施設で2000億円が必要になる。

一方、1車で10トン運べるとすれば、全部を運ぶのに延べ200万車が必要になる。1車あたり10万円以上の運搬費用が掛かるとすれば、2000億円以上の経費が必要になる。たぶんその程度では済まないだろう。

上記は、瓦礫全量を処理するのに運搬するか、被災地に焼却場を造るかを、私が勝手に適当な数字を入れて比較した例示に過ぎないが、専門家であれば、おおよそのコスト比較はそれほど難しくないと思われる。なぜ広域処理を進めるのか合理的な説明の欲しいところだ。

 (以下の記事を参照)
  http://b.hatena.ne.jp/articles/201203/8145
  http://blogos.com/article/34996/
  http://gendai.net/articles/view/syakai/135512
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120321-00000005-jct-soci

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