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2012/07/29

東浦町事業仕分け・・・模擬事業仕分けを行いました。

事業仕分けは、構想日本が考案し、2002年から岐阜県でスタートしました。
その後、国でも自民党(小泉内閣時代)河野太郎さんのグループで一部の省庁に対して試行が始まり、民主党政権になってから、マスコミにも大きく取り上げられ全国的に話題になりました。愛知県の自治体でも、後発ながら、一昨年の高浜市を皮切りに(幸田町、常滑市、安城市、西尾市、名古屋市など)いくつかの自治体で行われるようになりつつあります。

事業仕分けというと、1番じゃなければいけないんですかという言葉に象徴されるように、ショー的イベントのイメージがついてしまった感もありますが、大切なことは、事業仕分けでもって、公開で、役所の外部の目線を入れ、そもそも論で議論した結果を、きちんと説明できる形で予算に反映させることだと思います。

こうしてたくさんの皆さんにアナウンスして集まっていただいたのは、仕分け人、判定人だけでなく、傍聴者の皆さんも、納税者、行政サービスの受け手、まちのオーナーとして、当事者意識を持って、参画していただいて、自分のまちのことを自分の視点でもって考えていただきたい、その機会の一つとしたいと考えるからです。

日本は、少子高齢化、低成長時代に突入しました。これから若い世代にますます負担がかかる構造になっていきます。
こんなサービスがあればありがたいと、あれもこれもと事業を膨らませても、経済成長で税収が後からついてくる時代は終わりました。事業に優先順位をつけ、あれかこれか選択と集中をしなければなりません。事業の意味をそもそも論で問い直さねばなりません。

そんな状況の中で、この事業仕分けは、もっぱら、予算削減のためにやるというのではなく、行政自体が、自分の事業の意義を理解し、住民の皆さんに対して、住民の皆さんにわかる言葉で事業の必要性を説明できるか問われる場でもあるのです。人材育成、業務改善の場でもあると考えています。
もちろん、住民の皆さんにも行政の仕事を理解していただいて、問題意識を持っていただいて、住民参加を進める機会にもしていきたいと思います。

東浦町では、地域問題研究所の協力のもとで手作りの仕分けをしようとしています。これまでやってきたことを一方的に否定されるのは納得しがたいと考える職員もたくさんいます。職員の納得行くものにするためにも、東浦では、外部の行政職員でない、住民からなる仕分け人による住民目線の仕分けを試みることにしました。学識経験者として、四日市大学の岩崎先生と中部大学の大塚先生に、仕分けのコーディネーターをお願いしています。

ありがたいことに、仕分け人の公募には2人枠のところへ12人の方々が応募してくださいました。どなたも真剣に仕分けに対する思いをつづってくださったなかで、作文を名前を伏せて担当者数人で採点し選考させていただきました。その他の仕分け人は公共サービスや経営に明るい住民の中からこちらがお願いして引き受けていただきました。
判定人は、住民の皆さんの中から無作為抽出した1000人の方に手紙でお願いしたところ、最終的に今日集まった36人の方が引き受けてくださいました。このように行政に関心を持って協力いただけることに心から感謝しています。

今日の模擬仕分けは、8月18・19日の本番と同じやり方で行いましたが、模擬仕分けの目的はこのやり方で問題ないことを確認することにあります。万一、問題点が見つかった場合は、時間の許す限りで改善したいと考えています。

仕分け人のみなさんには、住民ならではの素朴な疑問をストレートにぶつけていただきたいと思います。そして、判定人は、仕分け人の議論を聞いて感じたことをそのまま判定に反映させていただければよいと思います。

模擬仕分けの対象事業は「児童関係手当給付事業」と「都市公園維持管理事業」です。
児童関係手当給付事業では、遺児手当(子どもを持つひとり親に対する手当の給付)の給付額の根拠や受給資格の確認方法が議論となりました。都市公園維持管理事業では、於大公園プールの費用対効果や公園管理業務のより効率的な委託が議論の的となりました。

仕分け結果については後日報告することとして、全体に共通する問題点としては、限られた時間で要点を順序立てて説明するスキルが不足していること、事業内容に町としての主体性が欠けていることなどの指摘がありました。
仕分けの仕方については、大きな改善点はなかったように思います。

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