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2012/08/13

ブラジル ミナスジェライス州危機管理部門トップが東浦町を訪問

先月、7月19日に、ブラジル ミナスジェライス州(Estodo de Minas Gerais)の防災局Gabinete Militar do Governador = Military Governor's Office )幹部が視察に来られ、お互いの防災での取り組みを説明、意見交換した。

ミナスジェライス州は、サンパウロ州に隣接するブラジル第2の約2千万人の人口を擁し、州都は都市圏人口約五百万人のベロオリゾンテ(Belo Horizonte)。
もともと災害には高い関心をおいていなかったが、近年、傾斜地に無秩序な都市開発が行われて土砂災害の危険が拡大している。雨季には洪水が発生し(2011~2012雨季では死者20名、負傷者346名、避難者累計約10万人、浸水家屋約2万件)、多くの住民生活に影響が出ており、地震は小さい(M4程度)ものの耐震性の弱い建物の倒壊や住民のパニックを引き起こしている。
州防災局では、現在、災害対策に重点をおき、職員の人材教育や住民の啓発を行っている。今年3月には、国際協力機構(JICA)を通じて、東浦町で学校教諭をされていたこともある名古屋大学防災教育アドバイザーの近藤ひろ子氏を招聘し、州内で防災教育に関するセミナーを開催した。セミナーで紹介された教育手法や教材、ハザードマップについては、愛知県でブラジル人居住者向けにポルトガル語で作成されたものもあり、ブラジル国内でも活用が容易であると考えられる。また、地域のコミュニティ防災についても州政府は高い関心を寄せている。
近藤氏のご縁もあって、今回、州防災局次官、災害オペレーション・予防部長、危機管理部長ら3名の方が、3日間の予定で、名古屋大学、東浦町、幸田町、大府市を訪問。東浦町では、以下に示したように石浜西小学校における多言語での防災教育、防災交通課の町内在住外国人への対応、「東浦防災ネット」の防災活動について視察、意見交換を行った。
先方は、日本における地域の防災対策を学ぶと同時に、ブラジルでの危機管理手法や教育プログラムも紹介するなどの交流をしたいと考えているようだ。

 東浦町立石浜西小学校
近くに県営団地があり、全児童数の約1/4がブラジルの子ども。如何に意欲的に学習に取り組み基礎学力を身につけるか、ブラジル家庭と地域が如何に融和・交流するかに積極的に取り組んでいる。2008年の「日伯交流年」には東京での式典に小学校代表として参加し、ダンスを披露した。学校ぐるみの防災教育にも取り組んでいる。

 東浦町防災交通課
2000年9月の東海豪雨を受けて「洪水ハザードマップ」を全戸配布、2010年には裏面に「避難の心得」「警報・注意報」「災害時要援護者」等の情報を入れた「防災マップ(風水害編)」、2011年には裏面に「避難勧告の発令基準」「非常持ち出し品」「災害伝言ダイヤル」などの情報を入れた「地震防災マップ」を全戸配布。さらに、外国人居住者の災害時の迅速行動や防災意識の向上のため、ポルトガル語、英語の2ヶ国語表記の「防災マップ」を作成し、ブラジル人世帯に配布するなど、内容の充実を図っており、外国人への配慮の参考例となる。

 東浦防災ネット
「あいち防災リーダー会 東浦支部」と「東浦防災ボランティアの会」が合体して「東浦防災ネット」が発足。減災活動と復興支援のため、町防災交通課や社会福祉協議会と協働で地域コミュニティの防災活動を実施。また、町教育委員会、小中学校、保育園と協働で防災教室を継続的に実施している。

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