産業まつり、東浦高校40周年記念、木村俊昭さん講演会&ワークショップなどなど…予定がビッシリでした。
今日は、めまぐるしい一日でした。
9時30分から、産業まつりの開会式。
久野大府市長と矢野新城副市長をはじめたくさんの来賓の方々にお越しいただき、産業まつりの開会式を迎えることができました。
今年の産業まつりは、従来からの恒例のイベントに加えて、スポーツフェスタが加わりました。隣接する東浦中学校の体育館で、スポーツ吹き矢やスラックラインなど新しいスポーツの初体験ができます。
今回の産業まつりで、これまでと違うのは、皆さんが自主的な、最初のシナリオにない取り組みをしてくれたことです。例えば、商工会青年部が、「東日本大震災からの現状と、来るべき地震に備えて」という題で、被災地の宮城県石巻市雄勝町から来ていただいた小松光(あきら)さんの講演を企画してくれました。
また、役場若手職員有志と住民有志で結成した「まがりかど快賊団」が、産業祭りを盛り上げようと、宝探しロールプレーイングゲームを企画しています。名付けて「眠った宝を探し出せ!!」。対象は”こども”または、”子どもの気持ちを忘れていない大人”です。知多娘の東浦未来役 小坂井祐莉絵さんも手伝ってくれることになっています。
こうして、住民の皆さんや役場の職員の有志の皆さんが、自分たちでアイディアを出し合って、手作りの企画で、お祭りを盛り上げてくれるのは本当にうれしいことですし、こうして町が元気になっていくんだなと思います。
今日の午後は「あいち戦国姫隊」が、明日の午前は「おだいちゃん」の着ぐるみが、このステージに登場します。
いろんな企画があります。産業まつりの二日間を、皆さん方で思い思いに楽しんでいただきたいと思います。
後で聞いたら、宝探しゲームは大盛況で、約700部用意したエントリーシートがあっという間になくなってしまったようです。
10時30分からは、東浦高校の40周年記念。
以下の祝辞を述べさせていただきました。
東浦高校創立40周年おめでとうございます。
東浦町内の学校は、たいてい高台の見晴らしの良いところにあって、この東浦高校も例外ではありません。これは、当時の県の考えもあったでしょうけれども、学び舎に集う皆さんにできるだけ勉学に適した良い環境を提供したいという、地元の人たちの期待が込められているのだと思います。
開校当時は、東浦町の中学校は一つしかなくて、東浦中学校から、毎年100人以上の生徒が東浦高校に入学していた時期もありました。私の親しい友人たちにもこの学校の卒業生がたくさんいます。ここを巣立った数多くの卒業生、また、ここで教鞭をとった教職員の方々など、これまで東浦高校に関わってこられたたくさんの方々は、それぞれ東浦高校への想いをお持ちのことと思います。一時は学校存続の危機もささやかれましたが、開校から40年を迎えて、東浦高校は今が元気だと思います。
開校間もないころに新任で赴任されたことのある蜷川先生が校長に就任され、学校をもっともっと元気にしようと頑張っていらっしゃいます。いま、東浦高校は「東高リニューアル」と銘打って様々な改革に取り組んでいます。24年度からは「特進類型」と呼ばれるクラスを新たに開設して、必要な教科の授業時間数を確保、補習を行うなど、大学進学を希望する生徒のニーズに対応するようになりました。
また、地域ボランティア活動を充実させ、生徒や教職員の皆さんが、地元中学校や地域コミュニティの活動に積極的に関わっていただけるようになってきています。これは地元にとっても大変ありがたいことです。
スポーツの分野でも、卓球部が東海大会や全国大会へ出場するなど好成績をあげていると聞きます。
東浦高校同窓会も盛り上がっているようです。立派なホームページがあります。40周年の祝賀会の案内、恩師や卒業生の言葉、過去の同窓会の様子などを紹介するページが充実してきて、同窓会の交流に一役買っています。
勢いがあるということは良いことです。生徒の皆さんも、教職員の皆さんも、同窓生の皆さんも、そして保護者の皆さんも、是非この勢いをバネにして、もっともっと東浦高校を良くしていただきたいと思います。この東浦高校を、青春の思い出を飾るキャリア形成、人間形成の場として、卒業生が活躍する学び舎として、さらに育てていただきたい。ひいては、私たち地域も一緒になって、門前町であるこの地域を若者のさわやかな声が響く、元気で心温まる地域にしていきたいと願っています。
40周年記念式典の後で、ひが高卒業生のビジネスコーチ 吉武永賀(よしたけひさよし)さんの講演がありました。スケジュールの関係で途中までしか聴けませんでしたが、「70年周期の景気の波の中で、ボトム期はアウトローが活躍する時代。英雄が戦犯になったり、出世街道にいた人たちが職を失ったり、輝いていた職業が軽蔑されたりする。時代の流れとともに価値観は変わる。大人たちに植え付けられたメンタリティーを打ち破れ! 学校の先生に相談しても当てにならない!」など、惹きつけられる問題提起でした。
午後から、半田で開催された「こころの健康フェスティバルあいち」の式典に出席。
そのあと、東海市市民活動センターで開かれた「スーパー公務員」木村俊昭さんの講演会&ワークショップに参加しました。木村さんは、小樽市役所職員としてガラス工房を核に小樽の街のブランド化に成功するなど活躍され、その後、内閣官房、農林水産省大臣官房企画官を経て、現在、東京農業大学教授、地域活性化伝道師として全国を飛び回っていらしゃいます。
木村さんの基調講演『「できない」を「できる」に変える仕事術』では、地域活性化のポイントとして、①地域所得・売上げの向上、②地域人材養成と定着のシステム化、③地域で汗する人を評価する仕組みづくり、④女性、若手、年配者の活躍する場づくりと支援体制、⑤まちの将来を見据えた新たな産業興しが重要なのだそうです。大切なのは外から企業を誘致することではなくて、地元で起業すること。地元の人や企業を大切にして、力を引き出したい。職員全員の名前をフルネームでいえなきゃダメというのは耳が痛いです。
木村さん曰く、・・・役所には、「なぜ」という感覚がない。市役所に勤めて間もないころ、課長に「部長会議に出たい」と言ったら、「なぜ?」と聞かれずに「おれも出たことはない!」としか返事がなかった。スッポンは出荷できる大きさになるまで3年かかる。それは「なぜ?」かと問えば、冬眠するから。だったら冬眠させなきゃいい。そこで、温泉で飼育するというアイディアも湧いてくる。・・・ 「なぜ」の大切さを説いていたのが印象に残りました。
ワークショップは、ワールドカフェ形式でグループに分かれてフリートーク。「地域を変えるチカラとはなにか」をテーマに県や他の市町村の若手の行政職員と一緒になってディスカッションする機会をいただきました。
そのあとは、地元に帰って飲み会に参加。夜まで切れ目のない一日でした。
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