教育委員会の視察で、焼津市立東益津小学校を訪問
教育委員会の皆さんと、視察に出かけました。目的地は、静岡県の焼津市立東益津小学校。ここは、学校を建て替える際に、公民館と小学校の複合施設にしました。この学区の人口は、約17,000人、3つの町内会が1つのコミュニティをつくっています。この地区では、元々地域のボランティア活動などが盛んで、学校のトイレ掃除を地域のおじさんたちが手伝ってくれるなど、学校と地域の関係がうまくいっているそうです。建築されてから8年目の建物ですが、掃除が行き届いていてとてもきれいに使っている印象を持ちました。市役所の教育委員会の方、学校長、公民館長(ともに行政職員)が丁寧に校内を案内してくださいました。
鉄筋コンクリート3階建の校舎は、延べ床面積7,500㎡(学校が6,083㎡、公民館が1,417㎡)、学校は、一学年3クラス(一部4クラス)が広い開放感のある共用スペースに面していて、全校が集まれる多目的ホール、特別教室がゆったりとした広い廊下でつながっています。家庭科室は、公民館の調理室と兼用。この日は、たまたま地域のおじさんたちが、近くで生きたナマコを採ってきてさばいていました。
図書室は学校図書館と公民館図書室の兼用。児童が調べ学習しているところで、地域の大人が読書しているなど、地域住民と学校が自然に触れ合える構造になっています。児童と老人クラブが年間を通して交流したり、公民館の講座やまつりに児童が参加したり、相互の交流が図られています。
公民館の方には、専用の玄関、集会室、幼児用のプレイルーム、会議室、和室などがあります。事務室の外のロビーには住民票など証明書の自動交付機が置いてあります。
私たちのまちでは、当面学校の新築、統廃合などはありませんが、いずれは建て替えの必要が出てきます。その時、近くのコミュニティセンターや老人憩いの家などと複合した施設をつくることは考えられます。高度成長期に造った公共施設がこれから次々に耐用年数を迎えるときがやって来ます。将来を見越して計画的なメンテナンスや更新をしていく必要があります。
あすは、東京都江東区の東雲小学校を訪問する予定です。今日は終日ぽかぽかで本当に良いお天気でした。富士山も浜名湖あたりからくっきりと見えました。写真は夕暮れ時に新富士あたりを通過した時に撮ったものです。
| 固定リンク
コメント