昼から、防災フォーラムへ
昼から、中日新聞防災フォーラム『大震災と防災を考える』に出席のためアイリス愛知へ。たまたま、お昼を食べようと寄った店は、名古屋で唯一の「石巻やきそば」の店。味は濃い目ながらダシの効いた不思議な食感だった。
フォーラムでは、東日本大震災被災地の遠野市長、気仙沼市前副市長、岩泉町長から被害とその復興状況や後方支援の状況報告、そして、今後地震災害が懸念される地域の田原市長、伊豆市長から防災対策の取り組み事例の報告があった。遠野市長の「思いを思い遣りに、気持ちを気遣いにする、助け合いの行動が大事。」との発言が印象に残った。
福和伸夫 名古屋大学減災連携研究センター長の講演では、
「我々は、自由気ままに、甘えで街をつくってしまった。まがりなりにも、東北の被災地は明治以降4回の津波、30年間に5回の地震災害を経験し、東日本大震災では津波が来るまで30分の余裕があった。それでもたくさんの犠牲者が出た。東北に比べると都会は、はるかに地震災害に弱いことを覚悟せねばならない。東海地方の場合、震度7、津波は数分で到達する。」
「有史以来、大地震や大噴火などが重なった時期が社会の転機となっている。貞観~仁和の時代には災害犠牲者の御霊会が祇園祭の起源となっている。日本人はもっと歴史に学ばなくてはならない。バブリーな東京は災害に脆弱な都市だ。スカイツリーは液状化の起こるような昔海だったところに建っている。対して、瀬戸のデジタルタワーは堅牢な地盤。質実剛健な名古屋は、4百年前の清洲越しのときに安全な台地に高台移転して造られた都市だ。広い道路もある。今、西三河は自動車産業のおかげで、高収入、子だくさん、勤勉でそこそこ国際感覚もある。これは1600年頃の状況と似ている。」
「不可能と思われていたゴミの分別と禁煙を21世紀に達成できたのだから、家具の転倒防止の徹底くらいはできるはずだ。」
などなど、都市のあり方に警鐘を鳴らしつつ、地元ヨイショも交えて、言いたい放題炸裂?だった。
フォーラムが終わってから、愛知芸術文化センターで今週末まで開催の日展を駆け足で見て帰宅。さあ、スキーに出かける準備。
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