片葩小学校の税金教室
片葩小学で地域住民を講師に招いて、税金について理解を深める授業をするというので、ちょっとのぞきに行きました。
講師は造り酒屋を経営している原田さん。6年生の3クラス合同の授業で、税務署に納めた税金が国から県や市町村に配分される様子、税には国税・地方税があること、直接税と間接税があること、東浦町の一般会計の歳入と歳出、来年度の予算の特徴など、結構難しい内容です。でも、すでに税に関する授業を何コマもやっているので、子どもたちは一応の理解はしているとのことです。
その後、せっかく町長さんが来ているので、町長さんにもちょっとお話ししてもらいましょうということに。
そもそも論として、「税金は何のために払うのでしょうか?」「集めた税金は誰のものになるのでしょうか?」と子どもたちに尋ねてみました。返ってきた反応は、「社会をよくするため?」「国のもの?、町のもの?」・・・ちょっと曖昧です。
そこで、税は何のためにあるか、役所は何のためにあるか、町の借金は誰が返すのかなど、かいつまんでお話しをしました。
逆に、「消費税導入のメリットとデメリットは?」「市になるのと町のままでいるのとどちらが良いか?」など鋭い質問もありました。
大人にとっても決して単純ではない話しを、子どもたちはとても集中して聴いていくれたのが印象的でした。こういう授業も、時間をかけて子どもたちと双方向のディスカッションができるといいのになあと常々思います。
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難しいことを、平易な言葉を使って、分かりやすく説明することは非常に重要な事柄・技術ですね。
それにしても、小学生から「消費税導入のメリットとデメリットは?」「市になるのと町のままでいるのとどちらが良いか?」等の質問が出るとは、驚きであり嬉しいことですね。
投稿: 堀 孝次 | 2013/03/16 18:50
おっしゃる通り、子どもにわかり易く説明することは、本質を理解する訓練になるのではと思います。
共通認識がどこにあって、どの時点から説明すればよいか少し迷うところですが、とりあえずここがポイントかなというところをお話ししました。
本当は、「質問1→回答1」で終わらずに、何回かキャッチボールして理解を確かめる、そして深めるやり取りが大切なんでしょうけど、大人数の座学型の授業だと限界があるのではと思います。あとで先生が適切なフォローをして下さっているとありがたいです。
それにしても、市か町か?何のために市になるのか?は旬な話題でもあり、現場が一瞬シーンとなったような気がしました。
投稿: 神谷明彦 | 2013/03/18 08:25