民生児童委員協議会1泊研修1日目 長岡へ
民生・児童委員の一泊研修にご一緒させていただいています。今日はとても良いお天気です。これ、国旗とファミマの文字がなかったらスイスと言われても信じてしまいそうな写真です。じつは、中央道の駒ケ岳サービスエリアです。安曇野でもまだたっぷり雪が残る北アルプスがくっきり見えました。あたりでは田植えが始まっています。
途中、小布施に寄りました。ここは景観を楽しむまちづくりで有名なところです。建築と運営が評価されている町立図書館「まちとしょテラソ」にもぜひ立ち寄ってみたいのですが、ちょっと時間がありません。
さて、長岡の市内です。雪国では雁木(がんぎ)とよばれる雪よけのアーケードが歩道に庇のように掛けてあります。小学校の社会の授業で習った時には説明がよくわかりませんでしたが、実物を見て(もし冬に通ってみればなおさら)納得です。
長岡市内にある長岡震災アーカイブセンター きおくみらいを訪ねました。地震から復興までの記録映像を見てから、床に山古志の航空写真をプリントしてあるホールに。タブレット端末をもらって、現地の上に行くとその場所の被害と復興の様子がわかる解説映像が見られます。村のあちこちで山が崩れ、道路が寸断され、川がせき止められていることが視覚的空間的にわかるようになっています。
行きのバスの中では、水野会長さんのアイディアで「走る町長室」と銘打って、空席に移っては民生委員の皆さんとお話しをさせていただきました。そのなかで、「町長になって一番嫌なことは何ですか」という質問をいただきました。
「かつては成人式の祝辞かな?」と冗談半分にお答えしたものの、やはり一番避けたいのは災害に遭遇することでしょう。住民の生命、財産が危険にさらされる災害そのものが嫌なことですが、限られた時間の中で避難や復興など重大な決断を下さねばならない局面は責任重大です。願って避けられるものではありませんが、できることなら遭遇したくないものです。
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