「宇宙、太陽系、地球、そして生命 ~第二の地球はあるか~」 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 阪本成一教授の講演を聴いて・・・
少し前のことですが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の阪本成一教授のお話しを聴く機会がありました。
阪本教授は、広報・普及担当。大人から子どもたちまで、JAXAの活動や天体や宇宙開発について理解を深めてもらおうと、年間150回ほどの公演をこなしているそうです。ご本人は中学3年生のときに天文学に興味を持ち、そのまま研究の道に進まれました。
このときの公演の内容は、
●太陽系の宇宙の中での特殊性
●なぜ小惑星を研究するか
●はやぶさのやったこと
●宇宙飛行士にふさわしい人とは・・・協調性のある人
そして、
●我々70億人の人類も宇宙船地球号の宇宙飛行士としての責任がある
と最後に結びました。
子どもたちや天文に詳しくない人でも興味を持って聞ける、わかりやすくて夢のあるお話でした。
TPOに合わせていろんなレパートリーを持ってらっしゃるようなので、ぜひ、東浦の子どもたちや住民向けに、講演をしていただこうと考えました。さっそく講演をお願いしたところ引き受けていただけることになりました。
この講演は、「夏休みの科学講座」として、8月15日13時から文化センターにて予定しています。
以下、阪本教授のお話の中で「太陽系の特殊性」に触れた部分を少しだけご紹介します。
太陽系の太陽と惑星の公転面と回転の方向は同じ。これは偶然ではない。また、中心星は単一星(一つの太陽)だ。
銀河系には太陽が約2000億個ある。太陽系から一番近いのはαケンタウリで4.2光年離れている。この我々のすぐ隣にある星は、実は三重星(太陽が3つある)。全天で一番明るいシリウスは二重星、北斗七星の中にあるミザールは目視で二重、望遠鏡で見ると五重星であることがわかる。
なぜ太陽は一人っ子なのか? 調べることによって当然と思われていたことが当然でなくなるのが天文学だ・・・。
※この動画はYouTubeから取ったもので、講演とは直接関係ありません。
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