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2013/07/14

懐かしい写真

パソコンのファイルを整理していたら、懐かしい写真が出てきました。15年ほど前、中国内モンゴル自治区の砂漠へ植樹ツアーに行った時の写真です。

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当時、私は、特にボランティアに興味があったわけでもなく、砂漠緑化に強い関心があったわけでもありませんでした。
唯々単純に、砂漠と人間の住む所の境界を見てみたいと思ったのが参加の動機でした。植樹を行ったのは、黄河中流の都市 包頭(パオトウ)から少し入った所にある達拉特旗(ダラトキ)という小さな街から南に15キロ程行った砂漠の入り口のような所です。達拉特旗の街を出ると急に家がまばらになりトウモロコシ畑とポプラの防風林になります、さらに進むと所々に小さな砂丘が現れるようになります。
これは、近くの砂漠から風によって砂が運ばれてできるのですが、ある日突然畑の真ん中から砂が盛り上がってくるように見えるので、現地の人たちは「砂が湧いてきた。」と呼ぶのだそうです。こうして砂漠はどんどん勢力を広げていくのです。
さらに進んで幅が1キロほどのワジを渡るとモンゴルの草原のような所になり、その先は地平線の彼方まで砂の世界が広がっていました。地面に白く塩が析出している所もあります。
我々は、この背の低い雑草がまばらに生えている所で植樹活動を行いました。地面は、サラサラの川砂のような砂なのでスコップで深さ60センチくらいの穴を簡単に掘ることができます。そこへ、現地の子どもたちが、ポプラの苗を放り込んでくれます。最後に砂をかぶせて一丁上がりです。20センチも掘ると砂が湿っていて、植えた木の9割が活着するそうです。
私は、一日目は中学生、二日目は小学生の男の子とペアを組みました。皆、明るく元気で人懐っこいのが印象的でした。相棒の男の子が、ここ掘れワンワンとばかりに植樹の位置を指示してくれるのですが、一度ここだと言ったら譲らない所が、我々日本人とちょっと違うのかなと思ったりもしました。
1日目に、相棒の男の子が、「走(zou)。走(zou)。」と盛んに言うので付いていくと、なんと砂漠の真ん中に自噴している井戸がありました。砂漠のオアシスといった所でしょうか。飲んでみろと言いたげなので、恐る恐る飲んでみると冷たくて美味しい水でした。
この男の子とはほとんど会話はありませんでしたが、こんな辺境の地?でも、高校生、特に女の子は、物おじせずに英語で話し掛けて来るのには驚きました。

空気が乾燥しているので、一日炎天下で作業をしても、汗ばむわけでもなく風呂に入ろうという気が起こりません。この辺りでは、トイレはないのが常識です。男性も女性もそこらの砂丘の陰に隠れて用を足します。広いし、すぐに乾いてしまうので「踏んでしまった」という事態も起こりません。
お昼は近くの民家でお昼をいただきました。羊の煮込みが中心のおかずをみんなでつまみます。夜はお酒の苦手な人には地獄かもしれません。つがれると天と地に感謝して白酒(パイチュウ:高粱を発酵・蒸留して造る強烈な匂いのする焼酎)を飲み干すのが礼儀だそうです。

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