August 20 is Earth Overshoot Day 2013.
今年は8月20日に「自然の予算」(=自然から得られる今年分の収入)を使い切ってしまいました。我々は、12月31日までの残りの毎日を、蓄えてあった資源を取り崩し、自然が吸収しきれないCO2を排出して、損失を膨らませながら暮らさねばならないのです。
私たちの生活は地球が提供してくれるものによって成り立っています。地球は毎年、植物を成長させ、動物を育て、水を浄化し、大気中の二酸化炭素を吸収するなどして、私たちに食べ物や衣料、きれいな水や空気など、様々な資源を提供してくれています。その地球が提供する1年分の資源を、私たちは8ヶ月弱で使い切ってしまいました。
1993年には10月21日、2003年には9月22日だったので、10年間で約1ヶ月、毎年約3日ずつ、”Earth Overshoot Day”(=今年分の稼ぎを使い切ってしまう日)が早まっています。
ちょっと、言い方を変えれば、
いま私たちが消費する自然資源(CO2の排出を含む)を再生・供給するには、地球が1.5個必要になります。
中国を支えるには2.5個分の中国が必要です。
さて日本の需要を支えるには?
According to Global Footprint Network’s calculations, our demand for renewable ecological resources and the services they provide is now equivalent to that of more than 1.5 Earths. The data shows us on track to require the resources of two planets well before mid-century.
(とあるNGOのページhttp://www.footprintnetwork.org/en/index.php/GFN/page/earth_overshoot_day/から)
核戦争で地球が使い物にならなくなるのはイメージしやすいと思います。映画などの題材にもなってきました。
でも、自分たちの資源を使い果たし、徐々に地球の環境や生態系を破壊していく。そんな真綿で首が締まるような衰退・破滅はイメージしにくいです。それだけにかえって深刻なのではないでしょうか。
何気なく生活しているうちに負債がどんどん積み上がっていく。そういう意味では、日本の借金財政も似ているかもしれません。
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