« ハスの葉や里芋の葉は、なぜ水をはじくのか? | トップページ | きょうは地域の夏祭り最終日 »

2013/08/13

東浦町の平均寿命は、男性が80.4才、女性が86.9才。

今年7月31日に厚生労働省が「平成22年市区町村別生命表」の結果を公表しました。市区町村別まで統計を出すのにはしばらく時間を要するようです。
それによると、全国で平均寿命が一番高いのは、男性が長野県松川村の82.2才、女性が沖縄県北中城村の89.0才でした。

東浦町の平均寿命は、男性が80.4才、女性が86.9才で、愛知県内の市区町村では6位、知多半島5市5町では男女とも第1位の平均寿命の高さとなりました。
 http://www.town.aichi-higashiura.lg.jp/iine/20130809_heinjumyo.html

東浦町では、保健センターを中心に様々な健康づくり教室や保健指導を行っており、住民の皆さんも高い健康意識をもっていらっしゃいます。
国民健康保険加入者が受ける健康診断(特定検診)受診率は、60%を超えており、県内ダントツの1位。また、特定検診で要指導となった方が生活習慣改善などに関する特定保健指導を受ける率も県内ダントツのトップを誇っています。これは、保健センターの職員がしつこく?お声掛けさせていただいているためであるとも言えます。

平均寿命のみでなく、市区町村別の健康寿命(介護にたよらず、自立した生活ができる生存期間)が簡単に算出できるようになると、健康施策の指標として重宝しそうです。その場合、すべての自治体を同じ土俵で比較できるような明確な定義が必要となると思います。

Tokuteikenshinh23

Tokuteikenshinfinh23

|

« ハスの葉や里芋の葉は、なぜ水をはじくのか? | トップページ | きょうは地域の夏祭り最終日 »

コメント

>平均寿命のみでなく、市区町村別の健康寿命(介護にたよらず、自立した生活
目指すところは健康寿命!!!!!
>東浦町では、健康づくりのための同好会が8種類47グループあり、日々健康づくりに励んでいます。登録会員数は1,277名にのぼります!
個々の人たちが自発的に参加している健康づくり同好会は強いと思います。三浦雄一郎さんも筋力は年齢にかかわらず維持+強化できるといっていました。わたしも草刈でくたばっているのではなく 体力維持、増進のため健康づくりを見直さなければと思っています。

投稿: とだ-k | 2013/08/14 17:32

>特定検診受診率は、60%超県内ダントツの1位
>要指導となった方特定保健指導を受ける率も県内ダントツのトップ
2つとも「ダントツの1位」--関連部署の方々がそれなりの努力されているから結果が出ているのだと思います。グラフを見れば一目瞭然ですね。ほこりに思います。

投稿: とだ-k | 2013/08/14 19:49

勇気づけられるコメントをありがとうございます。
おっしゃるとおり、保健センターの職員たちが、これまで長い期間にわたって、対象者に粘り強く連絡するなど、地道な活動を続けてきた成果が今表れてきています。

投稿: 神谷明彦 | 2013/08/15 01:53

新聞記事です。
独自の健康政策に取り組む自治体も出てきた(新潟県見附市の健康運動教室)
1人当たり年10万円の医療費削減
2013/8/27 日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2102E_R20C13A8000000/
新潟県の中央に位置し、周囲を山に囲まれた人口4万人の街、見附市。ここで高齢化が進む日本にとって手本となる「健康政策」が進んでいる。
 8月上旬の午後、見附市の健康運動教室を訪れると、ずらり並んだ運動器具で中高年らが汗をかいていた。市内で自営業を営む女性(66)は「最近膝が痛くなってね。何とか歩ける体を維持しないと……」と語りながら、懸命に自転車型トレーニングマシンをこいでいた。
 同市は筑波大学の久野譜也教授の指導のもと、10年前から市を挙げて健康づくりを進めている。目玉である運動教室は、1人当たり年10万円の医療費削減という成果を挙げた。
 記者(32)が実際に教室に参加してみた。まずは靴下を脱いで体組成計に乗り、体重や内臓脂肪を測った。すると「体年齢は49歳ですね」と告げられた。実際の年齢より17歳も年をとっている。予想以上に不健康な自分の体にがくぜんとした。
 中高年に交じって十数分、お手本を見ながら筋力トレーニングを体験する。足を上げたり腰を動かしたりする。普段使わない筋肉が重い。トレーニングマシンなどを含め、施設での運動時間はおおむね1時間。確かにこれが習慣になれば元気で長生きできそうだ。
 同市の久住時男市長(63)は「教室に参加しない人にも健康づくりの習慣をつくりたい。そのためにも、普通の生活をするだけで1日1万歩を歩く街にしたい」と語る。商店街に可動式の車止めを設置するなどして、車の使用を制限。歩いて暮らす街づくりを進める。
 取材を機に健康や運動への意識が高まり、スマートフォンの歩数計機能を使うようになった。健康維持には1日1万歩が目安だが、この2週間で1万歩を超えた日は3日のみ。新聞業界では「記者は足で稼げ」といわれるが、この結果をみると、僕の稼ぎはそれほど多くはないようだ。(松尾洋平)

投稿: とだ-k | 2013/08/27 20:02

おしらせ、ありがとうございます。
市民が健康になって、なおかつ医療費も節約できれば、素晴らしいと思います。少し調べてみることにします。

ところで、
心身ともに健康なこと自体は価値だと思います。しかしながら、健康になると社会全体の医療費が削減できるとの考えに対して、私は疑問を持っています。禁煙や健康管理を進めても、人ひとりが死ぬまでにかかる医療費にはさほど違いがないのではと思うからです。むしろ長生きしただけ経常的な医療費が必要になるかもしれません。
もちろん、これは私の推測にすぎません。議論するには検証が必要です。

投稿: 神谷明彦 | 2013/08/28 20:00

医療費を減らすために健康長寿を目指す--そんなに甘くない!?!???
健康長寿で医療費は減る? 予防の効果、実証なく--日本経済新聞2014/8/10
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20140810&ng=DGKDZO75486120Q4A810C1NN1000
 介護予防では、全国の自治体が地域の実情に応じた体操教室など様々な取り組みがしやすい環境を整える。現役向けには、生活習慣病を防ぐための健診や健診結果に基づいた指導を強化し、禁煙対策も推進。これらの施策で25年に向けて5兆円規模の医療・介護費節減を図るとする。
 医療費や介護費は年間で50兆円近くも使われている。5兆円の節減は大きな効果だ。ところが医療制度に詳しい日本福祉大の二木立学長は「根拠がまったく示されていない主観的な目標、願望にすぎない」と指摘する。
 予防や健康増進活動を進めれば、医療費などは減ると思いたいところ。世界各国でも同じことを考えて、様々なモデル事業や実証研究が実施されてきた。しかし、それらの結果を見ると、健康状態の改善効果などは確かめられるものの、「医療費節減効果はほとんど確認されていない」(二木学長)という。
 禁煙プログラムについては例外的に余命延長と短期的な医療費節減の両方の効果が確認されている。ただ、禁煙によって寿命が延びる分で余計に医療費を使う。その生涯医療費を考慮すると、短期的な医療費削減効果は相殺されかねない。それどころか、禁煙プログラムを実施した方が生涯医療費は多くなるとの研究結果もある。
 予防や健康増進の活動は、国民一人ひとりが幸せに生きていくためにも必要。十分に取り組んでもらいたい。しかし、それで医療費や介護費が減らせるとは安易に考えない方がよさそうだ。
 超高齢化が進む中で、医療費や介護費の抑制は大きな課題であることは間違いない。ただその手法については根拠があるもの、実効性があるものを十分な説明と合意のうえで進めるべきだろう。
(編集委員 山口聡)

投稿: とだ-k | 2014/08/10 20:42

私もこの記事、日曜日の日経で読みました。以前の私の推測と同じですね。当然のように語られる神話や迷信の中には、そもそもに立ち返って検証をしてみるべきと思います。

投稿: 神谷明彦 | 2014/08/16 02:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東浦町の平均寿命は、男性が80.4才、女性が86.9才。:

« ハスの葉や里芋の葉は、なぜ水をはじくのか? | トップページ | きょうは地域の夏祭り最終日 »