関西学院大学専門大学院 石原俊彦教授の公開講座「地方自治体のための予算編成と予算管理の進め方」を受講して
7月18~19日に、日本経営協会(NOMA)の公開セミナー「地方自治体のための予算編成と予算管理のすすめ方」を受講しました。自治体の財政担当職員や議員さんの受講は多いけれども、首長の受講は珍しいようです。講師は関西学院大学専門大学院 経営戦略研究科の石原俊彦教授。
早口でちょっと聞き取りにくいところがありますが、突然「ハイ、2分間グループディスカッション!」とか言って当てられたりします。「そんな考えは、あほちん」という言葉が飛び出してきて、結構刺激的です。
石原教授の解説を聞いたあとで「そんなこと、わかっとったわ」と言いたいところですが、質問されて即座にポイントを突いた答えが返せないのは、自分の中で知識や考え方が整理されていない証拠です。
テキストと盛りだくさんの資料の中には、ヒントがいっぱい詰まっています。
早めに振り返っておかないと、忘却の彼方にいってしまうと思いながらも、ずるずると時間が経ち、やっとなんとかレポートをまとめたものの、講義の断片のつまみ食いのようになってしまいました。
「地方自治体のための予算編成と予算管理のすすめ方」受講レポートをダウンロード
参考までに、伊勢崎市議会議員の多田稔さんのブログにセミナーのレポートがあります。多田さんなりの講義のポイントと感想が載っていて、とても秀逸だと思います。
地方自治体のための予算編成と予算管理のすすめ方 パート1
http://blog.goo.ne.jp/kucctada/e/2b6d0ddf6580ad96beae98ca8e0e9d43
地方自治体のための予算編成と予算管理のすすめ方 パート2
http://blog.goo.ne.jp/kucctada/e/d15d6f9a0f028842102d3149449d3a24
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コメント
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講師石原俊彦さん_公認会計士で国や地方自治体の財政、公会計、行政評価などの委員を数多く。
経歴を見れば お話の内容に迫力があったであろうと想像されます。
受講者は、、、総じて若い人 ---今までも、現在も伸びている会社は若い人が活躍してきました。ぜひ若い人が多く活躍してほしいと思います。理論武装のために首長こそ参加の意味が深いと思います。
>住民の受益と負担を正確に出してみる
国も自治体も赤字だ赤字だといわれてきていますが、、、首長が積極的でも議会が反対に回るとか。自分が責められるわけでないため現状のままが自分にとって安全だ!議会の方が積極性に欠けることが多い気がしています。議員も選挙で選ばれているにもかかわらず 行動が逆であるとしばしば感じます。
市報1頁の発行費用=800,770 円(尼崎市)--1ページあたりでこれだけかかる!!!!!
住民に行政の情報を伝えなければならない(やめるわけにいかない)広報
一般の書籍、雑誌と比べてみると異常です。なぜこんな原価になるのでしょうか。
自治体も出るお金があまりに多いため 受益と負担を目に見える形で提示して改善していこうという研究会かと思います。アセットマネジメントは長期の財産管理、日々の収支を考えてフィナンシャルマネジメント。
>地方自治法第2 条 14 最少の経費で最大の効果
>●職員定数削減してもサービスの質を落とさない方法
>②コミュニティとの協働
>三重県マトリックス予算表(三重県 平成10 年度)
>予算と政策の不一致が見て取れる
使える手段は いろいろありそうですね。
投稿: とだ-k | 2013/08/07 20:34
使えそうなヒントをたくさんいただいたと思います。使えるものは積極的に使っていきたいところです。
若手職員も、「クセのある」勉強会や研修に遠慮せずに物おじせずに参加してほしいと思っています。
そして、それらを現場で、気づき、トライ、変革につなげて欲しいと思います。
人間、自分でゼロから創造できることなんて知れています。多くの場合、まずはヒント、物真似、類推だと思います。よく調べれば良いものがたくさん転がっているはずです。
ところで、市報1頁の発行費用=800,770 円、たぶん、これは全発行費用をページ数(一年分の全ページ数)で割ったものだと思われます。したがって、1ページ当たりの単価は、これを発行部数で割ったものではないかと推測します。(仮に、人口45万人で割ってみると、@1.78円となります。)
数字の算出根拠を統一しないと、厳密な自治体比較は難しいと思います。
投稿: 神谷明彦 | 2013/08/08 07:21