東浦五ヶ村虫供養と越境寺の寺宝公開
東浦五ヶ村虫供養が生路コミュニティセンターにて執り行われました。
東浦の虫供養は戦国時代末期からの伝統行事で、石山本願寺攻めの時の戦利品の仏画を掛けて戦没者を慰霊したのが始まりとも言われます。知多半島では、阿久比や大野(常滑市)でも虫供養が伝承されています。
5つの地区の持ち回りで、今年は生路地区の番でした。参拝者・見学者のために説明書きを用意すべきだったというのが、今年の反省点だったようです。さあ、来年に向けて改善ですね。
緒川の越境寺(おきょうじ)では、5年に一度の寺宝公開がありました。
曹洞宗の多い東浦の寺の中では、珍しい顕本法華宗(日蓮宗系)のお寺です。本尊は釈迦牟尼仏の上に掛かっている大曼荼羅。本堂は16世紀に建立されたものだそうです。
ガイドの村瀬さんの案内で、住職日源の兄だった緒川6代城主水野忠守の物だったと言われる切支丹灯籠、水野信元の朱印状、日経上人の血曼荼羅、涅槃図、東浦で一番古い石碑と墓碑などを見ることができました。庫裡の屋根裏には隠し部屋があり、天井板には(踏み抜いて追跡できないよう)迷路状に薄い板を使ってあるそうです。改装する前には、東司にも隠し通路があったそうです。
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