先週開かれた知多中部広域事務組合議会の報告
10月22日、半田市、阿久比町、東浦町、武豊町の1市3町で、広域消防と救急を担っている知多中部広域事務組合(管理者は半田市長、副管理者は3町長と半田市副市長)の議会(議員は各市町議会からの代表者)がありました。
主な議題は平成24年度決算の認定でしたが、そちらは全員賛成で可決。一般質問と全員協議会で焦点になったのは、今年になってからひき逃げ、自転車窃盗、盗撮目的の家屋侵入、盗撮と4件続いた消防職員の不祥事についてです。行政側執行部としては、住民との信頼関係が基礎となる人命救助に携わる者の不祥事をお詫びするとともに、不祥事を招いた要因と再発防止策をお答えしました。
不祥事につながる要因としては、
①法令順守、公務員倫理に対する認識不足
②職場におけるコミュニケーションの不足
③不祥事事案に対する情報(軽率な振る舞いが自分や社会に与える影響についての認識)不足
の3つ。
不祥事の発生後に組織がとった対応は、
①綱紀粛正の文書を2回配布
②ひき逃げ事件後に警察による道路交通法の研修
③人事考課面接時に非番員の過ごし方や倫理指導
④消防長による訓示
⑤携行型の職員不祥事防止行動指針の配布
⑥全職員に対策レポートを課した
の6点。
今後、半田市長、臨床心理の専門家、弁護士、前消防長、正副消防長、正副消防署長からなる不祥事再発防止委員会を立ち上げ、職場環境改善や心のケアを含む再発防止策や、職員によるボトムアップの不祥事防止策検討組織、消防監察制度の検討を行います。
複数の議員からは、不祥事が連続するに至るまでの対応の遅れや再発防止策の甘さを指摘する声をいただきました。
この不祥事以外にも、9月にシステムの誤作動とその後のシステム運用の不手際から、火災出動時に各市町と消防団に対する出動通知メールが送信されなかった件に対しても、その後の報告が不十分だったことについて指摘があり、重ねてお詫びすることとなりました。
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