« 第52回公務能率研究会議 開催のご案内 | トップページ | 南ヶ丘のコミュニティまつりに出席、そのあとは知多半島をブラブラ。 »

2013/10/05

あいち健康の森で行事がありました。

今日の天気予報は前日に雨となっていたのですが、曇り空の穏やかな一日になりました。

午前中は、大村県知事も出席して、生き生き長寿フェア2013(愛知県社会福祉協議会主催の主に老人クラブなど高齢者を対象とした運動会)の開会式がありました。開会式では、大府市長とともに地元開催地の首長としてご挨拶をさせていただきました。

ようこそ、あいち健康の森へ。ここは県の施設ですが、東浦町と大府市にまたがっており、みなさんの立ってらっしゃる広場は大府市、すぐ前の木立の向こうはあいち健康プラザの建物も含めて東浦町です。今日は、大府市そして東浦町においでくださりありがとうございます。
さて、少し前に、健康・長寿について調べ物をする機会がありまして、たまたまその時に、アメリカのどんな属性の人が長生きするか、どんな生活習慣が寿命を縮めているかについてのデータを見つけました。古いデータなのですが、それによれば、アメリカで長生きするのは、意外ですけど、会社の経営者と野球選手だそうです。一方、寿命が縮まる要因としては、未婚、左利き、喫煙などが挙げられます。それから、これはいかにもアメリカらしいかもしれませんが、長生きできない人の上位に大統領が出てきます。
日本の同様な調査結果を見つけることができませんでしたが、日本での調査結果を知りたいところです。ひょっとすると、老人クラブに入っていると、健康で、元気なんてデータが出るかもしれません。
今日は日差しも強くなくて穏やかなお天気になりました。この秋の空のもとで、一日楽しく過ごしていただきたいと思います。

 P1130516_300x225 P1130518_640x480
 P1130519_640x480 P1130522_300x225
 P1130526_640x481 P1130530_640x480
 P1130532_640x480 P1130537_640x480

 

午後からは、大府市・東浦町共催のウェルネスバレー構想推進事業『幸齢社会フォーラム』を開催。来賓の吉本副知事の挨拶の後、「元気で社会の支え手に」と題して秋元弘子 東京大学高齢社会総合研究機構 特任教授の講演がありました。要旨は以下の通りです。

1945年に全人口の5%だった65歳以上の人口は、2005年に20%、2030年には32%、2055年には41%になると予想されている。特にこれから2025年にかけて都市部で高齢者(60~70年代に地方から都市に移り住んだ人たち)が増えることになる。20年後には高齢者の中で認知症が13%、一人暮らしが45%になると予想されている。75歳以上の女性の半分は1mを1秒で歩けないので、横断歩道を渡りきれなくなる。都市のインフラの大部分は、高齢化率が5%の頃につくられたものなので、超高齢化社会に対応できない。

1965年には多くの若者が高齢者を支える「胴上げ型」の人口構造だったのが、2012年には3人で1人を支える「騎馬戦型」、そして2050年には1人で1人を支える「肩車型」になる。高齢者や女性が長く働ける環境づくりが必要になる。

1992年と2002年の高齢者の歩行速度を比べたら、男女ともに速くなっていることがわかった。同じ速度で歩ける年齢を比較すると、この10年間に高齢者全体が身体的には11歳ほど若返っていると考えることができる。今の75歳は昔の64歳と同じ活動力を持っていると言える。

身体機能も認知機能も、年齢で線を引く科学的根拠はない。たとえば、我々は年齢とともに脳の働きも衰えていくものと思いがちだ。しかし、短期記憶能力は40歳くらいをピークに落ちていくが、語彙能力や問題解決能力は年齢とともに伸びていくことがわかっている。人間の能力は多次元で多方向なのだ。人生の各段階で能力を最大限に活用して生きることが大切だ。

1987年から1999年までの高齢者の友人・近所・親戚などとの対面接触の頻度を調べたデータがある。これによると、女性はで対面接触が増える傾向にあるが、男性では人間関係の希薄化が進んでいることがわかる。
それとともに、介助を必要としない自立度は女性よりも男性の落ち込みが大きい。

したがって、高齢者の自立期間の延長、住み慣れたところで援助を受けながら生活できること、人の繋がりが重要になってくる。

いま、東京大学では千葉県柏市と福井県福井市をモデルにして、状況に応じた移動手段、高齢者が地域の支えとなること、ニーズに合った多様な住居、プライマリーケア、24時間訪問看護・介護など長寿社会のまちづくりに必要と考えられる要素の評価をしている。
地域で役立つ活動をしたくてもきっかけがない人がたくさんいる。住民が全員参加・生涯参加で、企業や公的団体、学術界もいっしょになって、ITCも活用して、地域の食堂、配食サービス、市民農園、野菜工場、紙おむつリサイクル工場、学童保育など、長寿・健康・経済をむすぶ取り組みをしていきたい。

このあと、「生涯現役を目指して ~元気なシニアを応援してます~」と題して、NPOボランタリーネイバーズ理事長の大西光夫さんがコーディネーター役になり、
・大府と東浦の不耕作地で菜の花を栽培し菜種油を製造する菜の花プロジェクト
・買い物に出掛けづらい高齢者のために出張販売・注文販売や地域のふれあいの場をつくる活動をしている北崎地区
・定年後の就労機会を拡大し、中小企業への人材育成やものづくり指導、施設管理業務、困りごと支援や貸農園の事業化などの事業展開をしている愛協産業
・高齢化したベッドタウンで自主的な地域の課題解決活動を立ち上げた可児市若葉台
などの事例を紹介するパネルディスカッションを行いました。

以上、高齢者は一括りにすべきではないし、歳とともに衰えるものだと決めつけるべきでもありません。今日のお話しの中でも、高齢者全体が10年間に11歳身体的に若返っているというデータがありました。知恵…問題解決力についてはむしろ歳とともにレベルアップしていくというお話しもありました。
高齢者のなかでも、支える側に回る人、支えられる人、その両方を兼ねる人などいろいろあるはずです。そして、高齢者以外の人たちも含めて、それぞれの能力・興味を持ち寄って、みんなで支え合える、やりがい、生きがいのある社会を築いていこうというのが今日のお話しだったと思います。

Koureisyakaiforum20131005a

Koureisyakaiforum20131005b

|

« 第52回公務能率研究会議 開催のご案内 | トップページ | 南ヶ丘のコミュニティまつりに出席、そのあとは知多半島をブラブラ。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/80448/58326074

この記事へのトラックバック一覧です: あいち健康の森で行事がありました。:

« 第52回公務能率研究会議 開催のご案内 | トップページ | 南ヶ丘のコミュニティまつりに出席、そのあとは知多半島をブラブラ。 »